数学者の父と約束した夢の実現

  • 3級
  • 堤 裕哉さん
    (富山県・小学校3年生)
数学者の父と約束した夢の実現
数学者の父と約束した夢の実現

僕は今回、数学検定3級に合格しました。年長の6歳のときに算数検定11級を受けてから受検し続け、連続合格を達成しました。

父は数学者です。そういえばむかし、父は「小学生の間に数学検定3級に合格したら、今後は何でもやりたいことにチャレンジすればよい」と伝えてくれました。

毎日30分間ですが、数学的な定義・定理をしっかりと教えてくれ、すぐに解ける問題演習を数学検定の過去問題をとおして理解を深めました。教え方は口頭で、論理的に説明できるかを確認していました。たとえば、三角形・平行四辺形の定義・定理や相似条件、円周角の定理などです。僕は、図形問題、確率、データの分析が得意です。とくに、確率、データの分析は日常生活に密着しているので、勉強していておもしろかったです。

今思えば、図形や数字に興味を示した保育園のとき、父が作ってくれた100マスの九九の計算を毎日行っていました。九九は自然とマスターし、年長で11級、10級に合格することができました。

僕はゲームが好きなので、将来の夢は自分でプログラミングしたゲームを作ることです。父は「ひじょうによい夢だ。今まで勉強してきた数学が必ず役に立つ仕事だ」と言って褒めてくれました。この前、父から二元一次不定方程式の解法として「合同式」(加減、倍数の理解で十分) を教えてもらい、理解はできました。確かに高校数学は難しいので、ゆっくりと時間をかけ、これからは自分の力だけで上位の階級を、そして最終的には父同様、1級を取得したいと思います。