大人の学び直し体験記

  • 準1級
  • 吉田 秀成さん
    (秋田県・一般)
大人の学び直し体験記
大人の学び直し体験記

私は大学卒業後、社会人として働いております。数学の勉強からは10年以上遠ざかっておりましたが、大人になり働くなかで数学の大切さを感じるようになりました。学生の時はそんなことを感じることもなく漫然と過ごしておりましたが、大人になり周囲を見渡すと、自身の経験から数学に対する理解や自信が、仕事のパフォーマンス、結果に影響を及ぼしていることを理解しました。

そんななか、新型コロナウイルス感染症拡大防止による自粛のため、自宅で過ごす自由時間が増えたこともあり、ふと数学をもう1度基礎からやり直してみようという思いに駆られました。

数学IAからⅢまでを、市販の「チャート式 基礎と演習」(数研出版)、いわゆる白チャートなどの基本的な問題集と参考書を使い、1問1問ノートに書いて問題を解いていきました。数学の内容はほとんど忘れてしまっていたのですが、何回も解くにつれて勘を取り戻していきました。

ひととおり全範囲を解き終わったので、力を試してみたくなり、学生の時に2級まで取得していた数検のことを思い出し、準1級に挑戦してみようと思いました。書店で数検準1級用の教本や過去問題集などを購入し、それらを何回も解きました。5冊ほどこなしました。

1回めの受検では、1次は合格で2次が不合格でしたが、2回めの受検では2次も合格することができました。合格したときはとてもうれしかったです。数学を学び直すことで論理的・数学的な思考力が上がり、仕事や生活にも好影響があると感じています。ここでやめずに、さらに数学の力を高めていきたいと考えています。