【 「算額1・2・3」に関するお知らせ 】 2021年度「算額」奉納式典および解答募集の休止について

2021.01.26
イベント関連
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算数・数学の実用的な技能を測る「実用数学技能検定(数学検定・算数検定、以下「数検」)」を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水静海、以下「当協会」)は、毎年1月23日を「算額文化を広める日」と定め、2015年から毎年、華厳宗大本山「東大寺」(奈良県奈良市)に数学の額「算額」を奉納し、算額に掲載している問題の解答を広く募集しています。
このたび、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止に鑑み、2021年1月23日に執り行う予定だった2021年(令和3年)度の算額の奉納式典および解答の募集を「休止」することにいたしました。新しい問題を奉納しない代わりに、参拝された方々に数学を楽しんでいただけるよう、2015~2017年に奉納した算額の「問題一」3問を再掲出いたしました。

2015〜2017年に東大寺に奉納した算額「問題一」3問
2015〜2017年に東大寺に奉納した算額「問題一」3問

なお、2022年(令和4年)度の算額奉納式典および解答募集については、実施の可否を再度検討し、あらためて「算額1・2・3」公式ホームページでお知らせいたします。

「算額1・2・3」公式ホームページ

当協会は、主たる公益事業である「実用数学技能検定(算数検定・数学検定)」「ビジネス数学検定」の実施のほかに、今後も広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させていく所存です。何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

「算額1・2・3」とは?

算額とは、江戸時代の日本で、数学者や一般庶民の数学愛好家たちが額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納しあった歴史ある文化です。「算額1・2・3」は、当協会の理念でもある「算数・数学への興味喚起」を広く国民のみなさまに促すための活動の一環として、算額という古来先人たちが取り組んだ「数学の学びの文化」を現代に復興し、日本の数学文化推進の礎にしたいという想いから企画立案いたしました。東大寺は、かつて学問寺として、学僧を養成する大学のような役割を果たしていました。当協会の算額は、考える喜びや問題を解く楽しさを体験し、算数・数学の学びを深めてもらうことを目的としていることから、現代に復興して奉納するお寺として東大寺がふさわしいと考え、算額を奉納しています。

1月23日は「算額文化を広める日」

公益財団法人日本数学検定協会が制定。「算額」を現代に復興して「数学の学びの文化」を広めるのが目的です。1・2・3の数字の並びは、だれもが最初に接する数学文化の1つであることから1月23日の日付になりました。

お問い合わせ先

【本リリースに関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
普及推進調整部
TEL:03-5812-8342
FAX:03-5812-8346
E-mail:kouhou@su-gaku.net
URL:https://www.su-gaku.net/