信頼性と有用性のためのAI利活用方針
公益財団法人日本数学検定協会(以下「当協会」)は、「信頼性と有用性が高く、学習指針として広く認められる数学に関する検定事業を実施し、得られた知見を社会に還元することを通じて、世界中の人々の生涯にわたる数学への興味喚起と数学力の向上に貢献する」ことを使命としています。
近年、目覚ましい発展を遂げている人工知能(AI)は重要な技術であり、私たちの社会や生活に大きな変化をもたらす可能性を秘めています。当協会は、AIのもつリスクを把握し、適切に対応するガバナンス体制のもと、新たなAI技術がもたらす効果を最大限発揮し、適切に利用することで、すべての利害関係者のみなさまとの信頼を構築し、持続可能な社会の実現と新たな価値創出に向けてAI利活用方針を定めます。
- 1. 人間の尊厳
- 当協会は、日ごろより人間の尊厳を尊重し、すべての人に与えられた基本的権利である人権を尊重する団体としての責任を果たします。AI利活用においても人間の尊厳と個人の自律を尊重します。
- 2. 安全性とセキュリティの確保
- 当協会は、AIシステム、サービスの特性、用途および学習等に用いるデータの正確性等を検討するとともに、関連データのセキュリティを確保し、外部からの攻撃や不正利用、情報漏洩のリスクを最小化するための適切な技術的・組織的対策を講じます。また、AIが意図しない動作や社会に負の影響を与える可能性をつねに考慮し、安心・安全な運用に努め利活用します。
- 3. コンプライアンスと個人情報の保護
- 当協会は、AIの運用に必要な個人情報保護法等の関連法令を遵守し、個人情報の利用目的を明確化し、セキュリティを確保のうえ、適正な管理・運用を推進します。
- 4. 透明性と説明責任
- 当協会は、AIの利活用について可能な範囲でその事実や概要を利害関係者に説明し、透明性を確保するように努め、必要に応じて迅速に正確な情報提供を行います。
- 5. 公平性と多様性の尊重
- 当協会は、AI利活用において、いかなる差別や偏見も助長することのないように、公平性・公正性を確保しながら、多様な価値観を反映したサービス提供に努めます。
- 6. 人材育成と教育・リテラシーの向上
- 当協会は、役員等を含むすべての職員がAIを正しく理解し適切に利活用できる人材の育成・研修を行います。AIの利便性だけではなく、リスクや倫理的な課題についても理解を深める教育を継続的に実施し、AIの恩恵を最大限に引き出すことができるように努めます。