数学の検定は、 ビジネスパーソンの「道しるべ」

その仕事に「数学スキル」を
スキルマップを活用して、
キャリアアップのヒントにしよう

Professor's Message

なぜビジネスパーソン数学が必要なのか

吉川厚教授のメッセージビジュアル(データを分析・活用して新たな価値を創造できますか?)

関東学院大学 情報学部情報学科 教授・工学博士
吉川厚

現代社会では、AI(人工知能)や経路案内アプリ、さまざまな料金プランなど、便利なツールにあふれ、数学が見えにくいものになっています。実際は、予測、経路探索、価格調整などが、統計や最適化といった数学的な考え方によって支えられています。しかし、私たちはそれをふだんほとんど意識しません。そのため、「使えれば十分で、しくみまで知らなくても良い」と考えがちです。
確かに、便利なツールを使えば、仕事や生活を効率化できるでしょう。しかし、AIによる議事録が重要事項を落としたり誤りを含んだりすることがあります。一見安く見える料金プランが、利用条件によっては長期的に割高になることもあります。こうした場面で必要なのは、難しい数式の知識そのものではありません。数字の前提を疑い、結果を読み取り、妥当性を判断する力です。
つまり、ビジネスパーソンにとって数学は、計算のためだけのものではないのです。数字を根拠に考え、より良い判断をし、的確に伝えるための土台なのです。見えにくくなった数学を仕事に生きる力としてとらえ直すこと。インビジブルだからこそ数理判断リテラシーを身につけることが、これからのビジネスパーソンには求められています。
その力を測ったり伸ばしたりするときに効果的なのが、実用数学技能検定「数検」(数学検定、算数検定)やビジネス数学検定などの検定です。数学の検定をうまく活用し、土台のしっかりしたビジネスパーソンをめざしましょう。

検定で扱われる問題を見て、
重要な数学スキルをイメージしましょう。

検定で扱われる問題を見て、
重要な数学スキルを
イメージしましょう。

解答にはくわしい解説が付いています

サンプル問題を解いてみよう

数検2級のおもに表現技能を測る問題と、ビジネス数学検定3級の選択力の問題のサンプルです。
解答とくわしい解説がついていますので、解き終わったら下のバーをクリックしてご確認ください。

数検
2級

ビジネス数学検定
3級

数検2級のサンプル問題(表現技能)
ビジネス数学検定3級のサンプル問題(選択力)
  • 数検2級の解答・解説を見る

    数検2級のサンプル問題の解答と解説
  • ビジネス数学検定3級の解答・解説を見る

    ビジネス数学検定3級のサンプル問題の解答と解説

実用数学技能検定

個人受検は年17回実施されています。
検定日など、くわしくは下記をご覧ください。

ビジネス数学検定

インターネット上でいつでも受検が可能です。
くわしくは下記をご覧ください。

Must Know

スキルマップ
キャリアアップのヒントに

ビジネスで必要とされる代表的なスキルとは

ビジネスパーソンのみなさんは、「〇〇スキルが大切だ!」「□□スキルを伸ばせ!」など、ふだんの業務でさまざまなビジネススキルについて耳にすることが多いのではないでしょうか。ここからは、社会にあふれる「スキル」について整理していきます。
ビジネススキルについては、一般にカッツモデルやドラッカーモデルが知られていますが、近年の複雑化した社会においては求められるビジネススキルも多様化しています。また、職種の違いによっても、重視されるビジネススキルは異なるでしょう。
ここでは重要なビジネススキルを網羅的に特定することが目的ではなく、代表的なビジネススキルを整理することをめざします。まずは、代表的なものとして15のビジネススキルを挙げてみましょう。

代表的なビジネススキル15の一覧図

ビジネスで必要とされる数学的なスキルとは

ビジネススキルにはさまざまなものがありますが、数検とビジネス数学検定は、とくに数学に関連するスキルを扱っています。
数検は、数学に関するさまざまな内容とともに7つの技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る検定です。ビジネス数学検定では、日常生活や実社会で必要とされる数学力・数学活用力として5つの力(把握・分析・選択・予測・表現)を測定しています。
どちらもさまざまな数学スキルで構成されていますが、ここでは以下のようにビジネスに関連する代表的な数学スキルを10ずつ抽出しました。たとえば、証明技能には「演繹的に証明する」などが含まれますが、ここでは省略しています。

数検の7技能と代表的な数学スキルの整理図
ビジネス数学検定の5つの力と代表的な数学スキルの整理図

「状況」と「論点」でスキルをつかむ

ビジネススキルや数学スキルを整理する観点は、目的、時点、役割などいろいろありますが、ここでは多様なスキルを偏りなくとらえるために、以下の2つの観点に着目します。

スキルを用いる状況
(確実性/不確実性)
ビジネスでは、明確な事象への対応と同じくらい、先の見えない現象をいかにとらえるかが重視されています。すなわち、確実性の高い状況への対応と、不確実性の高い状況への対応の両方が重要となります。
スキルで焦点を当てる論点
(具体的/抽象的)
相手の立場や主張の内容によって、実践的な説明と理論的な説明を使い分けることが大切です。すなわち、説明するときの論点を具体的にするか抽象的にするかという見方が重要となります。

ここで、「状況」と「論点」の2つの軸でできるマップを用意し、そこに先ほどのビジネススキルと数学スキルを配置しました。このように整理すると、場面や職種によって重要なスキルが異なることが見えてくるのではないでしょうか。

状況(確実性・不確実性)と論点(具体・抽象)の2軸にビジネススキルと数学スキルを配置したスキルマップ

スキルマップを通して、
職種と数学の検定の関係をチェックしましょう。

スキルマップを通して、
職種と数学の検定の関係を
チェックしましょう。

職種と検定のマッチング

あなたにマッチする検定は

どのスキルも大切ですが、すべてのスキルを向上させることはかんたんではありません。そこで、全体像をとらえながら、自分の職種の内容をもとに優先度の高いスキルをしぼることが考えられます。
例として、以下の4つを挙げてみます。あなたの職種に近いものをクリックしてみましょう。

事務職の場合

営業職の場合

技術職の場合

経営職の場合

スキルマップ(事務職向け)

スキルマップ(事務職向け)

職種とスキルの関係

事務職の場合、データの入力や書類の管理、問合せの対応、契約の手続きなど、多岐にわたる業務内容において、正確な処理や迅速な対応が求められます。そのため、「状況」と「論点」でいえば、確実性の高い状況で具体的な論点について整理できるスキルが重要でしょう。スキルマップでは、おもに左下辺りのスキルの優先度が高いといえそうです。
これはあくまで目安ですので、あなたの日々の業務を振り返ったり、今後のキャリアを見据えたりして、どの辺りのスキルの優先度が高そうか考えてみましょう。

ビジネススキルと数学スキルの位置関係

ビジネススキルと数学スキルには、共通する部分と共通しない部分があります。これらをマップ上で整理することで、共通しないスキルについても、その位置関係から距離感がわかります。
たとえば、「業務効率化」(業務の工程の効率化を図る)と「タスク推進」(タスクを着実に進める)の近くには7つの技能から抽出した数学スキルが多くあることがわかるので、数検で扱っている数学スキルが関連しそうだと考えることができます。

今のあなたに合った検定選び

ここまで見てきたように、スキルマップを活用することで、あなたにとって大切なスキルや、それに関連するスキルを見つけることができます。それらのスキルを伸ばすことが重要ですが、伸ばすためには今のあなたがどのくらいのレベルにあるかを知る必要があります。
検定が、その助けになるのです。事務職であれば、数検3級などがマッチするかもしれません。伸ばしたいスキルや試したいスキルを見つけて、そのスキルが関連している検定をぜひ受検してみましょう。

スキルマップ(営業職向け)

スキルマップ(営業職向け)

職種とスキルの関係

営業職の場合、顧客の理解や商品の把握、計画的な提案、データを用いた改善など、それぞれの分野において、確かな意思疎通や柔軟な対応が求められます。そのため、「状況」と「論点」でいえば、あらゆる状況でさまざまな論点について検討できるスキルが重要でしょう。スキルマップでは、おもに中央付近のスキルの優先度が高いといえそうです。
これはあくまで目安ですので、あなたの日々の業務を振り返ったり、今後のキャリアを見据えたりして、どの辺りのスキルの優先度が高そうか考えてみましょう。

ビジネススキルと数学スキルの位置関係

ビジネススキルと数学スキルには、共通する部分と共通しない部分があります。これらをマップ上で整理することで、共通しないスキルについても、その位置関係から距離感がわかります。
たとえば、「批判的思考」(物事を批判的に考える)の近くには7つの技能から抽出した数学スキルと5つの力から抽出した数学スキルがどちらも多くあることがわかるので、数検で扱っている数学スキルとビジネス数学検定で扱っている数学スキルの両方が関連しそうだと考えることができます。

今のあなたに合った検定選び

ここまで見てきたように、スキルマップを活用することで、あなたにとって大切なスキルや、それに関連するスキルを見つけることができます。それらのスキルを伸ばすことが重要ですが、伸ばすためには今のあなたがどのくらいのレベルにあるかを知る必要があります。
検定が、その助けになるのです。営業職であれば、数検3級やビジネス数学検定3級などがマッチするかもしれません。伸ばしたいスキルや試したいスキルを見つけて、そのスキルが関連している検定をぜひ受検してみましょう。

スキルマップ(技術職向け)

スキルマップ(技術職向け)

職種とスキルの関係

技術職の場合、製品の設計や製造プロセスの構築、インフラの整備、システムの保守など、それぞれの分野において、論理的な判断や計画的な作業が求められます。そのため、「状況」と「論点」でいえば、確実性の高い状況でさまざまな論点について考察できるスキルが重要でしょう。スキルマップでは、おもに左半分のスキルの優先度が高いといえそうです。
これはあくまで目安ですので、あなたの日々の業務を振り返ったり、今後のキャリアを見据えたりして、どの辺りのスキルの優先度が高そうか考えてみましょう。

ビジネススキルと数学スキルの位置関係

ビジネススキルと数学スキルには、共通する部分と共通しない部分があります。これらをマップ上で整理することで、共通しないスキルについても、その位置関係から距離感がわかります。
たとえば、「業務効率化」(業務の工程の効率化を図る)と「タスク推進」(タスクを着実に進める)の近くには7つの技能から抽出した数学スキルが多くあることがわかるので、数検で扱っている数学スキルが関連しそうだと考えることができます。

今のあなたに合った検定選び

ここまで見てきたように、スキルマップを活用することで、あなたにとって大切なスキルや、それに関連するスキルを見つけることができます。それらのスキルを伸ばすことが重要ですが、伸ばすためには今のあなたがどのくらいのレベルにあるかを知る必要があります。
検定が、その助けになるのです。技術職であれば、数検準2級や数検2級などがマッチするかもしれません。伸ばしたいスキルや試したいスキルを見つけて、そのスキルが関連している検定をぜひ受検してみましょう。

スキルマップ(経営職向け)

スキルマップ(経営職向け)

職種とスキルの関係

経営職の場合、トレンドの把握や戦略の決定、財務状況の確認、新たな価値創造など、組織全体において、俯瞰的な視点や成長のための決断が求められます。そのため、「状況」と「論点」でいえば、不確実性の高い状況でさまざまな論点について議論できるスキルが重要でしょう。スキルマップでは、おもに右半分のスキルの優先度が高いといえそうです。
これはあくまで目安ですので、あなたの日々の業務を振り返ったり、今後のキャリアを見据えたりして、どの辺りのスキルの優先度が高そうか考えてみましょう。

ビジネススキルと数学スキルの位置関係

ビジネススキルと数学スキルには、共通する部分と共通しない部分があります。これらをマップ上で整理することで、共通しないスキルについても、その位置関係から距離感がわかります。
たとえば、「意思決定」(最善の手を意思決定する)と「しくみ作り」(売れるしくみを作り出す)の近くには5つの力から抽出した数学スキルが多くあることがわかるので、ビジネス数学検定で扱っている数学スキルが関連しそうだと考えることができます。

今のあなたに合った検定選び

ここまで見てきたように、スキルマップを活用することで、あなたにとって大切なスキルや、それに関連するスキルを見つけることができます。それらのスキルを伸ばすことが重要ですが、伸ばすためには今のあなたがどのくらいのレベルにあるかを知る必要があります。
検定が、その助けになるのです。経営職であれば、ビジネス数学検定3級やビジネス数学検定2級などがマッチするかもしれません。伸ばしたいスキルや試したいスキルを見つけて、そのスキルが関連している検定をぜひ受検してみましょう。

受検階級

まずは数検3級、またはビジネス数学検定3級がおすすめ

自分の今の役割や自分にとって重要なスキルをスキルマップに照らすことで、自分に合った検定を選ぶことができます。ここでは、それぞれの検定について、ビジネスパーソンにおすすめの階級を取り上げ、合格のために求められる水準や出題内容の概要をまとめました。
また、2つの検定の受検の際の大きな違いとして、数検はPBT(Paper Based Testing)、ビジネス数学検定はCBT(Computer Based Testing)であることが挙げられます。このテスト方式の違いは、それぞれの検定のコンセプトの表れでもあります。

数検の特長と概要

数検は、数と式、図形、関数、確率・統計などの内容がまんべんなく出題されるため、確かな習熟や粘り強い取り組みが求められます。また、出題形式が記述式のため、多面的・多角的な評価を行うことが可能です。

2級
日常生活や業務で生じる課題を合理的に解決するために必要な数学技能(数学的な活用)式と証明、指数関数、円の方程式、微分係数と導関数、不定積分と定積分、確率分布と統計的な推測など。
準2級
日常生活や社会活動に応じた課題を正確に解決するために必要な数学技能(数学的な活用)数と集合、二次関数、三角比、場合の数、確率、整数の性質など。
3級
社会で創造的に行動するために役立つ基礎的数学技能平方根、二次方程式、三平方の定理、相似比、簡単な二次関数、簡単な統計など。

ビジネス数学検定の特長と概要

ビジネス数学検定は、扱われる場面に複雑なものが多く、また問題場面そのものも多いため、迅速で的確な意思決定が求められます。受検後にスコアレポートが即時発行されるので、次のステージに生かしやすいシステムとなっています。

2級
マネジャーのための数字活用力データの把握、金利の計算、財務諸表分析の基礎、確率を用いた選択、平均変化率を用いた予測、図表の適切な使用法など。
3級
学生・新入社員のための数字活用力グラフの把握、定価・利益の計算、交通機関の選択、スケジュール管理、グラフ表現の基本など。
認定方式

ビジネスパーソンに「現在地」を、そして新たな「名刺」

ビジネスパーソンには、業務遂行に必要な知識や技術、長期的な戦略の立案、他者への良質な働きかけなど、多くのことが求められます。そして数学は、ときに表舞台で、ときに縁の下で、多くのプロセスに関わっています。その関わりをとらえ、使いこなすために必要となるのが、数学スキルです。
数検とビジネス数学検定は、ビジネスに大切な数学スキルについて、みなさんに大きく2つのものを提供します。

数学スキルの傾向把握

検定の受検者には、合否にかかわらず取り組みに関する成績票が発行されます。このフィードバックによって、何ができて何ができていないかを把握することができるはずです。数検とビジネス数学検定の成績票は、ビジネスパーソンの「現在地」を教えてくれます。

数学スキルの水準保証

検定の合格者は、数学スキルについて一定の水準にあることが保証されます。ビジネスパーソンにとって、数学スキルが可視化されることは大きな強みになるはずです。数検とビジネス数学検定の合格は、ビジネスパーソンの「名刺」になります。

複雑化した現代社会において、自分をよく知ることや自分だけの強みをもつことは、力強く前へ前へ進んでいくための「道しるべ」となるのではないでしょうか。
数学に関するスキルアップは、目前の課題解決だけでなく、キャリアアップを支える土台となります。数検とビジネス数学検定が、その一助となれば幸いです。

実用数学技能検定

個人受検は年17回実施されています。
検定日など、くわしくは下記をご覧ください。

ビジネス数学検定

インターネット上でいつでも受検が可能です。
くわしくは下記をご覧ください。

試験内容

検定過去問題

数検2級

  • 1次 問題用紙・解答用紙・模範解答
  • 2次 問題用紙・解答用紙・模範解答

数検準2級

  • 1次 問題用紙・解答用紙・模範解答
  • 2次 問題用紙・解答用紙・模範解答

数検3級

  • 1次 問題用紙・解答用紙・模範解答
  • 2次 問題用紙・解答用紙・模範解答

数検はPBTです。上記のPDFをクリックしてご覧ください。
ビジネス数学検定(CBT)や数検の他の階級の検定過去問題は、下記のリンク先でご覧ください。

実用数学技能検定の協会発行書籍のイメージ

実用数学技能検定 協会発行書籍

模範解答とくわしい解説がついた「過去問題集」シリーズや、単元ごとに学べる「要点整理」シリーズなど、検定に関する各種学習書を発行しています。書籍に関するくわしい情報は下記のリンク先でご覧ください。

ビジネス数学検定の公式テキストのイメージ

ビジネス数学検定 公式テキスト

ビジネス数学検定2級、3級の合格レベルに達するためのテキストは、「<実践> ビジネス数学検定」などがあります。書籍に関するくわしい情報は下記のリンク先でご覧ください。

実用数学技能検定

個人受検は年17回実施されています。
検定日など、くわしくは下記をご覧ください。

ビジネス数学検定

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