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プレスリリース

2018年11月15日

公益財団法人 日本数学検定協会

小学5年生(11歳)が数学検定1級の
最年少合格記録を更新

~2018年10月28日(第327回)個人受検の調査結果~

「数学検定・算数検定」ロゴ
 
 
 
公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水静海)は2018年10月28日に実施いたしました「実用数学技能検定(数学検定・算数検定)」の個人受検の結果を取りまとめたところ、大学程度・一般の内容である1級に東京都在住の小学5年生の方(11歳)が最年少で合格したことがわかりました。

■合格率9.4%の最難関「数学検定1級」とは
今回の個人受検志願者総数は22,860人で、受検者数は21,361人。そのうち448人が数学検定1級に挑戦しました。数学検定1級のレベルは大学程度・一般で、合格者数は42人、合格率は9.4%という難関です。今回の受検者の年齢層は20歳代以上が383人(85.5%)、10歳代以下は65人(14.5%)でした。
数学検定1級は、検定時間が60分の1次(計算技能検定)と120分の2次(数理技能検定)を受検します。出題数は1次が7問、2次は2題が必須・5題から2題を選択と多くないながらも、多変数関数などの解析分野、行列や初等整数論などを含む線形代数、相関係数や回帰分析を扱う確率統計、アルゴリズムの基礎など、他の階級に比べ学習範囲がとても広い階級で、すべて記述式です。

■2級・準1級の最年少合格を記録した小学5年生が、1級最年少記録を3学年更新
これまでの数学検定1級の最年少合格記録は、中学2年生の13歳(2016年4月に合格)でした。今回最年少で合格した方は小学5年生の11歳で、2年半ぶりに最年少記録を3学年(2歳)更新いたしました。この児童は、5歳のころから数学検定を1つの目標にかかげて学習に取り組み、2014年10月には小学1年生(7歳)で2級(高校2年程度)に最年少合格、2015年6月には小学2年生(7歳)で準1級(高校3年程度)に最年少で合格されました。継続的に学習を続けてこられた結果、2016年10月に1級の1次に合格し、今回2次に合格することによって1級最年少合格の快挙を成しとげられました。
この児童は、今回の合格通知を受けて、「数学検定を通じて、いろいろな数学の分野に触れることができました。これからも、その先にある数学を学んで、新しい定理や予想を打ち立てたいです」と抱負を寄せられました。

■全国で2歳から93歳までの志願者が数学検定・算数検定に挑戦(2018年10月28日個人受検結果)
今回の志願者層をみると、10歳代の方が全体の71.0%にあたる16,222人でもっとも多く、中学生や高校生を中心に多くの若い方々が志願していることがわかります。しかしながら、受検者の年齢を階級別にみると30~50歳代の方も多く挑戦し、さらにどの階級にも60歳代以上の方が受検しているなど、生涯学習として広く活用されている様子がうかがえます。

今夏、内閣に設置された「統合イノベーション戦略推進会議」では、「AI戦略」の重点方針に基づく具体的な教育改革案として、①文理を問わず全大学生のAI・数理・データサイエンス教育の履修、②高等学校教育にけるSTEAM教育(Science<科学>、 Technology<技術>、 Engineering<工学>、Art<芸術>、Mathematics<数学>)の充実、③大学入試における全学部での「数学」「情報I」科目の採用、④リカレント教育による社会人へのAI・数理・データサイエンス教育の充実、などが議論されております。これらの基盤となるのは言うまでもなく数学であり、数学的思考力です。

当協会は、今後も国民のみなさまの算数・数学の学びがさらに深まり、また生涯にわたる算数・数学の学習活動の一助として活用していただけるような検定事業の運営に邁進してまいります。

【数学検定1級について】
●構成
「1次:計算技能検定」「2次:数理技能検定」があり、すべて記述式で解答する。
●検定内容
【解析】 微分法、積分法、基本的な微分方程式、多変数関数(偏微分・重積分)、基本的な複素解析
【線形代数】 線形方程式、行列、行列式、線形変換、線形空間、計量線形空間、曲線と曲面、線形計画法、二次形式、固有値、多項式、代数方程式、初等整数論
【確率統計】 確率、確率分布、回帰分析、相関係数
【コンピュータ】 数値解析、アルゴリズムの基礎
【その他】 自然科学への数学の応用 など
●目安となる学年
大学程度・一般
●検定時間と出題数
1次(計算技能検定)=60分・7問
2次(数理技能検定)=120分・2題必須と5題より2題選択
●合格基準
1次は全問題の70%程度、2次は全問題の60%程度。
●年間合格率(2017年度)
1級 年間合格率6.5%(受検者数1,134人、合格者数74人)
※検定に関する各データはこちらをご覧ください。
https://www.su-gaku.net/suken/examination/data.php

【個人受検とは】
個人受検とは、受検する方が個別で受検申し込みを行い、当協会が全国の県庁所在地を目安に設ける検定会場で受検する方法です(一部、県庁所在地でない地域があります)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

実用数学技能検定(個人受検)の様子
お問い合わせ先

【本リリースに関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
広報宣伝室
TEL:03-5812-8342
FAX:03-5812-8346
E-mail:kouhou@su-gaku.net
URL:https://www.su-gaku.net/