数理・データサイエンス・AI教育プログラム
当協会は、内閣府・文部科学省・経済産業省の3府省が進める「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の趣旨に賛同し、数理・データサイエンス・AIの基礎的素養を兼ね備えたDX(デジタルトランスフォーメーション)を担う人材の育成と活用を推進しています。
数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度とは
数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度とは、内閣府・文部科学省・経済産業省の3府省が連携し、各大学・高等専門学校における数理・データサイエンス・AI教育の取り組みを奨励するための認定制度です。
政府の「AI戦略2019」においては、データとデジタル技術を活用したビジネスモデルの抜本的な変革(DX)をしていくことが重要で、このDXを担う人材として、「数理・データサイエンス・AI」を理解し、活用できる人材が必要であるとしています。これらを身につけた人材を育成するしくみとして、大学(大学院を除く)、短期大学、高等専門学校が実施する教育プログラムを認定する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」が創設されました。
「MDASH SUPPORTERS」とは
当協会は、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の趣旨に賛同し、支援する団体として、経済産業省の「MDASH SUPPORTER(※)」に認定されています。
(※)Approved Program for Mathematics, Data science and AI Smart Higher Education
数理・データサイエンス・AIに関する基礎的な能力を修得した人材がより多く輩出されることを期待する産業界の声を集めることを通じて、大学・高等専門学校での教育プログラムを整備する取り組みを後押しするとともに、人材の活躍の場が拡がることを目的としています。
経済産業省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム支援サイト」
日本数学検定協会から、大学生や受講生などに向けたメッセージ
学校教育で育んだ数学リテラシーを実社会で生かす産業人材育成のために、
私たちは「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」で支援いたします。
当協会における数理・データサイエンス・AI教育の取り組みについて
当協会は、「数理・データサイエンス・AI」の基盤となる教科「数学」に関する検定事業や資格制度などの取り組みをとおして、数理・データサイエンス・AIの基礎的素養を兼ね備えたDXを担う人材の育成と活用を推進しています。
【参考】学校教育で育んだ数学リテラシーを実社会で生かす産業人材育成のために生かす俯瞰チャート(抜粋:学習数学研究紀要 第1巻・第2巻)
「数検」の実施
実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省)を通じて、数学・算数の学習成果を評価・顕彰する生涯学習の場を提供しています。累計志願者数はのべ700万人を突破しており、数学・算数に関する検定のスタンダードとして、児童・生徒の学力定着の確認や学習意欲の向上、進学・就職をはじめ、社会人の学び直しなどに活用されています。
ビジネス数学の普及
社会・企業と数学との接点を明らかにし、実社会における数学的リテラシーの向上や、企業の効率的な人材育成につなげるため、ビジネスにおいて必要とされる数学の検定および研修などを実施しています。
「データサイエンス数学ストラテジスト」の資格認定
データサイエンス戦略(データの把握や分析など)において必要とされる数学的スキル・リテラシーの学習機会を提供しています。また、理解度・習熟度を測定し、データサイエンス数学ストラテジストとして資格認定しています。