実務に即した数字の活用スキルをWBT方式で測定 「ビジネス数学検定」2023年度の検定日が決定 データサイエンスにおける数的スキル向上の第一歩に
算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)」を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:髙田忍、以下「当協会」)は、実務における数字の活用能力をWBT方式で測定する検定「ビジネス数学検定」の2023年度の検定日を決定いたしました。
今年度(2022年度)と同様に、偶数月(4・6・8・10・12・2月)内に期間を設けて実施いたします。

「ビジネス数学検定」実施の背景と目的

ビジネス数学検定は、実務における数字の活用能力を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。おもに社会人や大学生などを対象に2006年から当協会が主催している検定で、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
日本では長い間、分数や小数、割合の計算ができないといった社会人、大学生の数学力低下が指摘されるなど、中学校レベルの数学はもちろん、小学校で習う算数の内容をも理解していない人が増えてきています。また近年では、データサイエンス、DX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成が急務となっています。このような背景があるなか、当協会は、文系・理系を問わず基礎的な数学の力を向上させ、ビジネスシーンで数字を効果的に使いこなすスキルや考え方、統計データの読み方・データの活用方法などを身につけた、数字に強いビジネスパーソンの育成を目的にビジネス数学検定を実施しています。
「ビジネス数学検定」2023年度実施日程
※表を横にスクロールしてご覧ください。
検定実施期間 | 申込受付期間(コンビニエンスストア決済) | 申込受付期間(クレジットカード決済) |
第80回検定 2023/4/1~5/10 | 2023/4/1~5/5 | 2023/4/1~5/9 22:00まで |
第81回検定 2023/6/1~6/30 | 2023/6/1~6/25 | 2023/6/1~6/29 22:00まで |
第82回検定 2023/8/1~8/31 | 2023/8/1~8/26 | 2023/8/1~8/30 22:00まで |
第83回検定 2023/10/1~10/31 | 2023/10/1~10/26 | 2023/10/1~10/30 22:00まで |
第84回検定 2023/12/1~2024/1/10 | 2023/12/1~2024/1/5 | 2023/12/1~2024/1/9 22:00まで |
第85回検定 2024/2/1~2/29 | 2024/2/1~2/24 | 2024/2/1~ 2024/2/28 22:00まで |
当協会は、実社会における数学的リテラシーの向上や、企業の効率的な人材育成につなげるため、ビジネスにおいて基礎力として必要とされる数学の検定や研修を実施し、今後も充実させてまいります。
「ビジネス数学検定」の概要
ビジネス数学検定は、インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式で、インターネットに接続できる機器(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)であればいつでもどこでも受検することができます。社会人や学生など幅広く受検できる3級から、データサイエンティストをめざす専門的な領域などを含めた1級まで全3階級です。各階級とも70点でスキルを認定します。1級のみ、A認定(70点以上)、AA認定(80点以上)、AAA認定(90点以上)の認定ランクを設定しています。結果は総得点、および「5つの力」それぞれの得点を表示し、どの部分に強み・弱みがあるのかをレーダーチャートを用いてビジュアルで評価します。また、各階級の認定基準点に到達された方には、オープンバッジを発行いたします。なお1級については、90点以上で「AAA(トリプルエー)」を、80点以上で「AA(ダブルエー)」、70点以上で「A(シングルエー)」のオープンバッジを発行いたします。
※表を横にスクロールしてご覧ください。
階級 | 検定時間 | 出題数 (5肢択一問題) |
目安 | 認定基準点(100点満点) | 検定料(税込) |
3級 | 60分 | 30問 | 学生・新入社員 | 70点 | 4,400円 |
2級 | 60分 | 30問 | マネジャー | 70点 | 6,600円 |
1級 | 90分 | 30問 | データサイエンティスト入門者 | 70点 (AAA認定90点、AA認定80点、A認定70点) |
8,800円 |
「ビジネス数学検定」受検の流れ
(1)登録
ビジネス数学公式サイトにアクセスして仮登録・本登録・動作をチェックします。
(2)申し込み手続き
マイページにログインして、ビジネス数学検定の申し込み手続きをします。
(3)受検
検定実施期間最終日の22時までに受検します。
(4)結果
受検後すぐに検定結果が画面上に表示され、認定基準点に到達された方には、後日オープンバッジを発行いたします。
※紙の合格証の発行は2020年8月検定をもって終了しました。
オープンバッジとは

オープンバッジとは、世界的な技術標準規格「IMS Global Learning Consortium」に準拠し発行されるデジタル証明・認証のことです。世界では、すでに年間2,400万個が発行され、資格のほかに免許証や卒業証明書など用途はさまざまに広がっています。オンライン上で公開したり、SNSなどで共有できたりするなど、利便性の高さが特徴です。さらに当協会が発行するオープンバッジは、偽造・改ざんが困難なブロックチェーン技術を応用しており、学習・スキルの証明書として信頼性の高いものとなっています。
オープンバッジのくわしい情報は、下記のWEBサイトでご確認ください。
お問い合わせ先
【ビジネス数学検定に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
事業普及推進部
TEL:03-5812-8340
FAX:03-5812-8346
E-mail:bmsinfo@su-gaku.biz
URL:https://www.su-gaku.biz/
【本リリースに関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
広報担当
TEL:03-5812-8342
FAX:03-5812-8346
E-mail:kouhou@su-gaku.net
URL:https://www.su-gaku.net/