国内外4か国の児童約2,000人が集い算数力を競いあう 「すらら国際デジタル算数コンテスト2022」に
「数検」の問題を提供 小学校6年生部門の優勝者に「SUKEN Award」を贈呈

2022.12.21
イベント関連
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算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)」を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:髙田忍、以下「当協会」)は、株式会社すららネット(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:湯野川孝彦、以下「すららネット」)が、スリランカ、インドネシア、フィリピン、日本の生徒を対象に、2022年10月29日~12月10日にかけて開催した「すらら国際デジタル算数コンテスト2022 (Surala Digital Math Contest 2022、以下「本コンテスト」) 」において、数検5~8級(中学校1年~小学校4年程度)の英語版の問題を提供いたしました。

表彰式と国際交流イベントの様子
表彰式と国際交流イベントの様子
「SUKEN Award」贈呈の様子
「SUKEN Award」贈呈の様子

当協会が、本コンテストに数検の問題を提供するのは、昨年2021年にひきつづき2年連続2回めです。また、12月10日(土)に開催された本コンテストの表彰式で、コンテストの一部門である「算数テスト」の最上位学年である小学校6年生部門の優勝者に、当協会から賞として「SUKEN Award」を贈呈いたしました。

すらら国際デジタル算数コンテストとは

本コンテストは、すららネットが、海外で展開する算数ICT教材「Surala Ninja!」の提供に加え、児童が目標に挑戦し、努力が成果につながる経験を得て、自信や自己肯定感を醸成する機会をつくることを目的に、2017年から各国の現地のパートナー企業とともに開催している算数・数学の力を競い合うコンテストです。今年2022年は3回めの開催となり、2,102人が予選に参加しました。
また、今年は、令和4年度文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Port ニッポン)」応援プロジェクトの一環として、日本独自の算数教育の手法である「マス計算」を活用し、日本と海外の子どもたちが交流しながら新たな挑戦をするとともに、学びを楽しむ機会をつくることをめざしました。

<本コンテストの開催目的>
(1)目標に挑戦することを通じて、学習意欲を高める
(2)学習量をあげ、計算力の改善につなげる
(3)努力が結果につながる成功体験を通じて、自己肯定感・自信につなげる

「算数テスト」に数検5~8級の英語版問題を提供。成績優秀者には「SUKEN Award」を贈呈

「マス計算」の問題画面
「マス計算」の問題画面

本コンテストは、計算の正確性とスピードを競う「マス計算」と、総合的な算数・数学の力と論理的思考力を競う「算数テスト」の2つの部門で構成されています。当協会は、昨年2021年にひきつづき、この「算数テスト」部門に数検5~8級の英語版問題を提供いたしました。
今年2022年は、10月末から各国で予選・本選が開催され、各国の成績上位者計190人が12月3日(土)に開催された国際決勝大会へと進み、日ごろの学習成果を競いあいました。
12月10日(土)に開催された表彰式と国際交流イベントには、各国から143人が集い、各国の言語を学び合うアクティビティを楽しみ、お互いのがんばりを称え合いました。「マス計算」の最上位部門である「100マス計算」では、スリランカの小学校4年生の児童が、各四則演算の100マス計算テストをすべて満点・平均回答1分14秒という成績で優勝し、「受賞できて、とてもうれしいです」と喜びのコメントを寄せました。
また、「算数テスト」の最上位学年である小学校6年生部門の優勝者には、当協会から賞として「SUKEN Award」を贈呈いたしました。受賞したスリランカの小学校6年生の児童は、「コンテストのためにたくさん勉強しました。サポートしてくれた方にお礼を伝えたいです」と喜びのコメントを寄せています。

当協会は、本コンテストのような理数教育の充実に向けた普及推進イベントなどに積極的に関わることで、今後も広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させてまいります。

開催概要

「すらら国際デジタル算数コンテスト2022」メインビジュアル<br />
「すらら国際デジタル算数コンテスト2022」メインビジュアル

名称:すらら国際デジタル算数コンテスト2022(Surala Digital Math Contest 2022)
主催:株式会社すららネット
協力:公益財団法人 日本数学検定協会
参加資格:算数ICT教材「Surala Ninja!」を学習中の児童・生徒
大会スケジュール:
<予選>

スリランカ 2022年10月29日(土)・30日(日)
インドネシア 2022年11月5日(土)
フィリピン 2022年10月31日(月)
日本 2022年11月1日(火)~6日(日)
<本選>
スリランカ 2022年11月12日(土)
インドネシア 2022年11月19日(土)
フィリピン 2022年11月19日(土)
日本 2022年11月20日(日)
<国際決勝>
2022年12月3日(土)
<表彰式・国際交流イベント>
2022年12月10日(土)

すららネットについて

すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、アダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と「すららドリル」を、国内では 約 2,500校の塾、学校等33万人を超える生徒に提供しています。全国の公立学校、有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む児童生徒に学習の機会を提供するなど日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTech スタートアップ企業として2017年に東証マザーズ(現.東証グロース市場)に上場しました。2014年より海外での事業も開始し、各国の私立学校及び学習塾へ導入されています。また、近年、日本型教育は世界の多くの国で注目を集めており、日本政府もEdTech 企業の海外展開支援に取り組んでいます。すららネットは経済産業省/JETROが実施する「未来の教室」海外展開支援等事業に採択されたほか、今年度も官民協働のオールジャパンで取り組む日本型教育の海外展開事業「EDU-Port ニッポン」パイロット事業応援プロジェクトを通じて、日本の教育関係者との交流やコロナ禍におけるデジタル教育の普及などに取り組んでいます。

すららネット公式サイト(日本語版)
すららネット公式サイト(英語版)

算数ICT教材「Surala Ninja!」について

海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を楽しく学べる ICTシステムです。生徒は自身のデバイスで自分のペースで学習できるとともに、指導者は学習管理システムを通じて生徒の学習の進捗や理解度を把握した上で学習内容を調整でき、生徒個々人にあわせた個別最適化の学習を実現します。現在、スリランカ向けのシンハラ語版、インドネシア向けのインドネシア語版、また、おもにインドやフィリピンで活用されている英語版があります。

お問い合わせ先

【本コンテストに関するお問い合わせ先】
株式会社すららネット
広報担当
TEL:03-5283-5158
URL:https://surala.jp/

【本リリースに関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
広報担当
TEL:03-5812-8342
E-mail:kouhou@su-gaku.net
URL:https://www.su-gaku.net/