数学の猛者たちがくり広げる熱い戦い 「数学甲子園2019」本選出場36チームが決定 本選は9月15日(日)東京で開催

2019.08.22
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公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水静海)は、「数学甲子園2019(第12回全国数学選手権大会)」(後援:文部科学省、協力:日本公認会計士協会、東京電機大学、株式会社JTB)の予選を2019年7月29日(月)から8月2日(金)、6日(火)の6日間で行い、その結果、予選を突破し本選に出場する36チームを決定いたしました。

「数学甲子園2019」公式ホームページ

「数学甲子園2019」予選の様子(東京会場)
「数学甲子園2019」予選の様子(東京会場)

全国で開催した予選には、294校703チーム2,833人が参加

全国各地で開催した予選には、出場を表明した296校715チーム2,931人のうち、294校703チーム2,833人が参加しました。そのうちの36チーム(31校163人)が、2019年9月15日(日)に東京で開催する本選への出場権を得ました。この36チームは、予選の平均点上位24チームと、全国を12ブロックにわけた各ブロックの最上位12チームです。

昨年2018年の優勝校も本選出場が決定

今大会で初めて本選に出場するのは、6校7チーム。出場回数が5回以上の学校は、12校16チームです。本選出場回数がもっとも多い滝高等学校(愛知県)は、今大会で6年連続9回めの出場となりました。また、昨年2018年の優勝校である栄光学園高等学校(神奈川県)は、今大会も本選の出場が決定しました。

現在、世界的にはSTEAM(Science,Technology,Engineering,Art,Mathematics)教育の推進が重要視され、国内でも次期学習指導要領で新科目「理数探究基礎」「理数探究」が高等学校に新設されるなど、理数教育の充実が指摘されています。また、文部科学省・経済産業省の有識者会議が取りまとめた報告書「数理資本主義の時代~数学パワーが世界を変える~」においても、数学の知識・能力をもった人材、いわゆる「理数系人材」に対する需要が急速に高まっているという見解が示されるなか、中学・高校・高専生が一堂に会して数学力を競う本大会は必見です。

「数学甲子園」とは

本大会は、全国の中学校・高等学校・中高一貫教育校・高等専門学校の数学日本一を、チーム(3~5人)対抗戦によって決めるものです。本大会の特長は、単に数学の問題を解くだけではなく、自分たちで問題を創作し、その問題についてプレゼンテーションを行うなどの競技を通じて、「数学力」「創作力」「問題解決力」「チームワーク力」「プレゼンテーション力」を育むことにあります。優勝チームには「文部科学大臣賞」が授与されます。

歴代優勝校

第1回(2008年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第2回(2009年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第3回(2010年)福井県立藤島高等学校(福井県)
第4回(2011年)明照学園樹徳中学校・高等学校「Aチーム」(群馬県)
第5回(2012年)海陽学園海陽中等教育学校「Dチーム」(愛知県)
第6回(2013年)東海高等学校「チーム今でしょ!」(愛知県)
第7回(2014年)灘高等学校「おめがチーム」(兵庫県)
第8回(2015年)神戸女学院高等学部 「Primeチーム」(兵庫県)
第9回(2016年)滝高等学校「去年は予選落ちチーム」(愛知県)
10回(2017年)灘高等学校「バンジー改チーム」(兵庫県)
第11回(2018年)栄光学園高等学校「数学界のTouristチーム」(神奈川県)

「数学甲子園2019」開催要項 (2019年4月現在の内容を記載)

大会名称:数学甲子園2019(第12回全国数学選手権大会)
主催:公益財団法人 日本数学検定協会
後援:文部科学省
協力:日本公認会計士協会、東京電機大学、株式会社JTB
本選開催日:2019年9月15日(日)
本選会場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター ソラシティホール(東京都千代田区)
賞(予定):
○優 勝(=文部科学大臣賞)/1チーム…賞状、優勝カップ、優勝旗(数鷲旗)、メダル、副賞
○準優勝/1チーム…賞状、記念トロフィー、メダル、副賞
○敢闘賞/1チーム…賞状、記念トロフィー、メダル、副賞
○入 賞/4チーム…賞状、副賞
○特別賞/2チーム…賞状、副賞

チーム構成について

○同一の中学校、高等学校、中高一貫教育校、高等専門学校(3年生まで)に在籍する生徒または学生で編成してください。 学年混成や男女混成については問いません。
○1チームは3~5人で編成し、必ずチーム内でリーダーを1人選出してください。
○同一校から複数のチームが出場しても構いません。ただし、本選に出場できるチームは同一校から最大2チームとします。その際、中高一貫教育校は、中学校と高等学校を分けて出場しても同一校とみなします。

競技の流れ

<予選>
競技内容:参加選手が個々に、問題20問を60分以内に解答します。
出題範囲:実用数学技能検定(数学検定)2級・準2級程度の日本語表記問題を20問。
選抜方法:チームの平均点に基づいて、以下のように36チームを選抜します。
(1) チームの平均点の高い24チームを選抜します。
※同一校から3チーム以上が該当する場合、上位2チームのみ選抜します。
(2) 残りのチームを全国12ブロックに分け、各ブロックの最上位チーム(計12チーム)を選抜します。
※すでに(1)で2チームの選抜が確定した学校のチームは、ブロック選抜対象外となります。
ブロック区分は以下のとおりです。
《北海道・東北ブロック》北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県
《関東ブロック①》茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県
《関東ブロック②》千葉県・東京都・神奈川県
《北陸ブロック》富山県・石川県・福井県
《甲信越ブロック》山梨県・長野県・新潟県
《東海ブロック》岐阜県・静岡県・愛知県・三重県
《近畿ブロック①》滋賀県・奈良県・大阪府
《近畿ブロック②》京都府・兵庫県・和歌山県
《中国・四国ブロック①》島根県・広島県・山口県・愛媛県・高知県
《中国・四国ブロック②》鳥取県・岡山県・徳島県・香川県
《九州・沖縄ブロック①》福岡県・佐賀県・長崎県・大分県
《九州・沖縄ブロック②》熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県

<本選(事前)> 
●本選競技①:Math Create
競技内容:チームの全員が集まれる場所(学校内など)と日時を決め、「課題テーマ」に沿った問題を創作し、【Math Live】で行うプレゼンテーション資料(「問題のねらい・創作問題」と「模範解答」各1枚)を90分以内に作成します。

<本選>
●本選競技②:Math Battle

競技内容:チーム全員で問題18問を60分以内に解答します。
出題範囲:(1)実用数学技能検定(数学検定)準1~準2級程度の日本語表記問題を12問。
(2)実用数学技能検定(数学検定)準1~準2級程度の英語表記問題を6問。
選抜方法:【Math Create】と【Math Battle】の得点に基づいて6チームを選抜します。

●本選競技③:Math Live
競技内容:【Math Create】で創作した問題について、プレゼンテーションと質疑応答を行います。
敗者復活:【Math Live】において、質問の得票率が高かった1チームが【Math Live】に進出できます。
各賞の決定について:【Math Create】と【Math Battle】および【Math Live】の得点をそれぞれ10倍し、合計得点の高い順に各賞を決定します。

【添付ファイル】数学甲子園2019_本選出場校一覧

お問い合わせ先

【数学甲子園に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
TEL:03-5812-8341
E-mail:koshien@su-gaku.net

【本リリースに関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
経営企画室 広報グループ
TEL:03-5812-8342
FAX:03-5812-8346
E-mail:kouhou@su-gaku.net
URL:https://www.su-gaku.net/