当協会と東洋システム株式会社、タイ国立コンケン大学は、
環境教育や人材育成に関する連携協定を締結いたしました。

2021.10.21
お知らせ
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公益財団法人日本数学検定協会(東京都台東区、以下「当協会」)と東洋システム株式会社(福島県いわき市、以下「東洋システム」)、タイ国立コンケン大学(タイ王国コンケン県、以下「コンケン大学」)の3者は、2021年10月15日(金)に、東洋システムの本社ビル(福島県いわき市)で、環境教育や人材育成に関する連携協定を締結いたしました。

この連携協定は、タイの学生の環境意識向上を図り、環境問題などの課題解決や科学技術の発展に寄与できる人材を育成することを目的としており、当協会はおもに数学分野の学習支援をつうじて人材育成に貢献することをめざします。

コンケン大学のあるタイでは、国をあげて学力向上に努め、国家の発展をめざしており、その一環として算数・数学教育に重点を置き、2015年1月にタイ数学教育学会が発足されました。その後、2016年2月に、タイの数学力向上や実用数学技能検定「数検」(以下「数検」)をつうじた数学教育進展のための研究活動を行う目的で、タイ数学検定協会が発足し、当協会の提供する数検の問題をタイの現地語(タイ語)に翻訳して、毎年検定を実施しています。

一方、当協会と東洋システムは、いわきアカデミア推進協議会(福島県いわき市)における人材育成事業において、2者が協働関係にあります。この関係をふまえ、両者はSTEAM教育の充実という観点から、数理・データサイエンス・AIプログラムのグローバル推進(STEの役割は東洋システム、Mの役割は当協会)を連携して実施していく方針を打ち立てています。このような背景により3者は、連携協定を締結して、人材育成や環境問題等の課題解決に向けて協力していく運びとなりました。

当協会は、今回締結した連携協定などをつうじて、実社会における数学的リテラシーの向上や、企業の効率的な人材育成につなげるための取り組みを、今後も充実させてまいります。

<参考>
福島民友新聞社 みんゆうNet「タイ学生に学習支援 3者連携協定、環境教育や人材育成」