考える喜び・解く楽しさ 算額1・2・3

そうか!
算数や数学の難しい問題で解き方がわかった時の、あのうれしさを、いつまでも忘れないために。
日本数学検定協会は、江戸時代に人気だった『算額』を現代に甦らせました。算数・数学を通じて考える喜び、問題を解く楽しさを再認識してもらうために、毎年1月23日を『算額文化を広める日』と定め、奈良の東大寺に問題を奉納していきます。

算額とは?

日本独自の、学びの文化です。
算額とは、神社や寺院に奉納された和算の絵馬のことで、日本独自に広まった文化だと言われています。難問が多いですが、問題が解けた喜びを神仏に感謝したり、学業成就を祈願する風習として親しまれてきました。

提供:大國魂神社

応募について

問題の解答募集については行いません。
何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和七年度の問題

令和七年 問題 一

東大寺の 大仏 だいぶつ 様の右手は、 施無畏印 せむいいん といって、人々の心を おそ れから すく う意味を持ちます。
この右手をよく見ると、中指だけ少し前に かたむ いていますが、何度 かたむ いていると 考えられますか。

解答のヒント

自分の手を広げて、中指だけを前に出してみましょう。
つぎに、東大寺の大仏さまを真横から見るなどして、自分やまわりの人たちの手とくらべてみましょう。
大仏さまの気持ちを考えるなどして、自由に発想して解答してください。

令和六年 問題 二

大仏 だいぶつ 様のクルクルとした かみ の毛は 螺髪 らほつ と呼ばれ、 き貝のような形をしています。
この 螺髪 らほつ の一つを ばすと、 かみ の毛の長さは何メートルになると考えられますか。

解答のヒント

大仏さまの大きさを調べて、自分の大きさとくらべてみましょう。
つぎに、糸やひもなどを自分の指にクルクル巻いて、自分のサイズに合った螺髪をつくってみましょう。
自分の髪の毛を螺髪にしてみることを想像するなどして、自由に発想して解答してください。

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