2019年 数学コーチャー研究発表会・研修会(神戸会場)
2019年6月15日(土)・16日(日)「数学コーチャー研究発表会・研修会」(神戸会場)を開催しました。7名の数学コーチャーが、数学に関する講演や算数・数学指導の実践養成講座を行いました。
15日(土)の午前は、清水静海理事長、渡邉信常務理事による講演と、小宮賢治評議員による講義がありました。清水理事長からは、問題に潜む数学的な本質を顕在化することについてご紹介いただきました。子どもたちが実際に問題を作成し、そこで生じる課題や、問題の条件について考察することを通じて、より深い学びができることをご示唆いただきました。渡邉信常務理事からは、GeoGebraを用いた星形五角形の内角の和の求め方とA4用紙の対角線の作図についてご紹介いただきました。小宮賢治評議員からは、授業における指導の視点についてご示唆いただきました。
また、今回は数学コーチャー全員の活動報告の時間を設け、提携会場受検の実績や算数・数学イベントでのご活躍を報告していただきました。当協会に関する活動以外にも、塾での取り組みや、そこで学んだことを共有していただきました。今後の原動力になるとのご意見もいただき、好評を得る報告会となりました。
15日(土)の午後は、実践養成講座として模擬授業を行いました。中学校の内容の指定された2つの単元のうちの1つを選び、一斉授業の冒頭部分を模擬実践していただきました。生徒への動機付けや、題材や展開の工夫などにそれぞれの努力がみられ、指導スキルのレベルアップを図ることができました。
16日(日)の午前は、当協会が全国各所で実施している「算数イベント」の企画「ストローとモールでつくる幾何学オブジェ」を行いました。実際にストローとモールで多面体を作りながら、イベントの内容や立体幾何の面白さについて共有でき、有意義な時間を過ごすことができました。
16日(日)の午後は、中学校と高校のロールプレイングを行いました。局所的な指導に留まらず、数学の体系を意識した丁寧な指導が多くみられました。また、生徒役の数学コーチャーからも多くの指摘がなされ、活発な意見交換の場をもつことができました。
6月15日(土)・午前
講演Ⅰ
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公益財団法人 日本数学検定協会
理事長 清水静海
活動報告
講演Ⅱ
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公益財団法人 日本数学検定協会
常務理事 渡邉信
講義
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公益財団法人 日本数学検定協会
評議員 小宮賢治
6月15日(土)・午後
実践養成講座(模擬授業)
総評
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公益財団法人 日本数学検定協会
評議員 小宮賢治
修了式
集合写真
6月16日(日)・午前
ストローとモールでつくる幾何学オブジェ
6月16日(日)・午後
実践養成講座(ロールプレイング:中学校編)
実践養成講座(ロールプレイング:高校編)
総評
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世田谷学園
大石隆先生 -
玉川大学教職大学院
菅野宏隆先生 -
公益財団法人 日本数学検定協会
評議員 小宮賢治