甘利俊一氏の文化勲章受章について

2019.11.06
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このたび、甘利俊一博士が文化勲章を受章されました。
当法人の会長・評議員である甘利氏は、東京大学教授、理化学研究所脳科学総合センター長、電子情報通信学会会長、国際神経回路網学会会長などを歴任され、現在も東京大学名誉教授、理化学研究所の栄誉研究員として研究を続けられ、海外にも招聘され講演をされています。
脳の数学理論、情報の幾何学など、広い範囲の数理工学を考究されており、情報幾何学の創始者として、国内外に多大なる貢献をされてきました。
また研究のかたわら、当法人の生涯学習としての数学普及啓発事業にご賛同賜り、人類の叡智の結晶である数学を楽しむことを常に強調され、2007年から会長としてご尽力くださっております。
甘利氏の今後ますますのご健勝とご活躍を祈念いたします。

公益財団法人 日本数学検定協会
理事長 清水 静海

<受章のコメント>
算数・数学はおもしろい。自分で考え、自分でできる。その結果研究者となり、数理工学を専攻して何十年もが経ちました。自分の好きなことを自分流にやってきたことが認められ、このたびの受章となったことは、まさに幸運以外の何物でもないと思っています。

甘利 俊一