SDGsへの取り組み

日本数学検定協会のSDGsへの取り組みをご覧になれます。

SDGsとは

SDGsとは

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰1人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsはすべての国や地域が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

当協会のSDGsについての基本方針

日本数学検定協会は公益財団法人として、数学の学習指標となる数学検定事業を中心に公益的な事業を運営しています。そのなかで、世界中の人々の生涯にわたる数学への興味喚起と数学力の向上につなげるための取り組みを進めています。この取り組みはまさにSDGsの目標の4にある「質の高い教育をみんなに」に合致するものですが、その先にSDGsのすべての取り組みを論理的に捉え、その課題解決へとつながるようにしなければなりません。
数学はこれまで、人類の発展に大きく寄与してきましたが、さまざまな課題が生じている現代社会において、数学をどのように寄与させていくかが重要なポイントです。そのためにも、数学の実用性を示し、数学をより良く利活用していただける人づくりに貢献していきます。

当協会の取り組み

実用数学技能検定の実施

実用数学技能検定の実施

検定を通じて算数・数学の学習成果を評価・顕彰する生涯学習の場を提供しています。

実用数学技能検定の実施

実用数学技能検定(後援=文部科学省)は、算数・数学の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、全国レベルの実力・絶対評価システムです。年間の志願者数は2006年以降は30万人を超え、累計志願者数はのべ700万人を突破しました。日本国内はもちろん、フィリピンやタイなどの東南アジアでも実施されています。受検資格はなく、だれでもどの級からでも受検することができます。また、視覚障害者の方には、検定問題の点字化や拡大印刷などによって対応しています。

算数・数学イベントの実施

実用数学技能検定の実施

子どもから大人までより多くの方が参加でき、算数・数学を身近に感じられるイベントを開催し、生涯学習の進展をめざして活動しています。

数学甲子園

数学甲子園

数学甲子園(全国数学選手権大会)は、全国の中学・高校・高専生が団体戦で数学力を競う大会です。生涯学習の観点から数学を通じて考える力や発想力を高め、教育・ものづくりなどの発展に寄与する目的があります。

CAREMATH(ケアマス)

CAREMATH(ケアマス)

現在、教育格差などで生まれた学習困難者への支援はもちろん、顕著に高度な知的能力を持っているギフテッドへのサポートなども必要とされています。CAREMATHでは、さまざまな業界とジャンルの垣根を超えた活動を展開し、算数・数学の生涯学習の機会を促進するとともに、国籍、年齢、性別を問わずすべての人が健康的で文化的な生活を送れるよう支援します。

さんすう体感プログラム

さんすう体感プログラム

子どもたちに算数・数学の大切さや学ぶ楽しさを味わってもらうために、「速さ」「図形」「長さ」「分類」など、算数に関わるさまざまな分野の学習を、体を使って学ぶプログラムです。

算数・数学講座講習会

算数・数学講座講習会

算数・数学を生涯学習として学び続ける社会を支援するため、どのような年齢層の方でも楽しみながら学べる講座・講習会を企画・開催しています。市区町村の自治体が共催・後援する講座も実施しています。

「私の数学のイメージ」表現コンクール

「私の数学のイメージ」表現コンクール

ユネスコが2019年に3月14日を「国際数学の日」に制定したことを記念して、当協会と一般社団法人SDGsプラットフォームで企画したもので、「数学と自分や社会とのつながり」をテーマに、数学を自由な発想・アイデアで表現したポスター(絵・図・写真)または動画の作品を、全国の中等教育段階の学校の生徒を対象に広く募集するコンクールです。
本コンクールの開催目的(趣旨)は、国内外の中等教育段階の学校の生徒が、「数学と自分や社会とのつながり」の理解を深め、数学への興味関心や学習意欲向上のきっかけにすることです。また、優秀作品をインターネット上で全世界に公表することで、国を越えた若者の知恵の交換と異文化交流のきっかけとなることもめざします。