協会の理念とビジョン・行動指針

日本数学検定協会は、事業活動を行ううえでの大切な「協会の理念」のもと、向かうべき目標として「協会のビジョン」を掲げ、職員一丸となって、人々に寄り添いながら、ともに歩んでまいります。

協会の理念とビジョン・行動指針
理念
信頼性と有用性が高く、学習指針として広く認められる数学に関する検定事業を実施し、得られた知見を社会に還元することを通じて、世界中の人々の生涯にわたる数学への興味喚起と数学力の向上に貢献する。
ビジョン
数学の生涯学習化。
数学学習のデファクトスタンダード化。
数学嫌いをなくし数学好きを増やす。
行動指針
私たちは、寄り添います。

協会の理念

当協会は、以下を協会の理念として活動しています。

信頼性と有用性が高く、学習指針として広く認められる数学に関する検定事業を実施し、
得られた知見を社会に還元することを通じて、
世界中の人々の生涯にわたる数学への興味喚起と数学力の向上に貢献する。

協会のビジョン

当協会は、協会の理念を実現するためには日本国内のみならず国際社会においても中長期的に検定事業を発展させる必要があり、以下の3つのビジョンを掲げて事業を推進しております。

数学の生涯学習化

数学の生涯学習化

実用数学技能検定「数検」の受検者数は日本の数学人口を捉えるうえで重要な指標であることを認識し、受検者数50万人の達成をめざすとともに、老若男女問わず数学を学ぶ環境を構築していきます。

数学学習のデファクトスタンダード化

数学学習のデファクトスタンダード化

日本で培ってきた検定事業の知見を還元し、フィリピンやタイ、インドネシアなどのアジア諸国を中心にSukenを実施し、数学学習のデファクトスタンダード化をめざします。

数学嫌いをなくし数学好きを増やす

数学嫌いをなくし数学好きを増やす

算数・数学に関するコンテンツやイベントなどをとおして算数・数学の良さやおもしろさを伝え、算数・数学嫌いをなくし、算数・数学好きを増やす取り組みを進めてまいります。

行動指針

私たちは、寄り添います。

当協会は、人々がより豊かになるような成功体験を届けるために、下記の「4つのサクセスストーリー」を行動指針の目標として位置づけています。 「4つのサクセスストーリー」がともに動き出すことによって、大きな風を起こし、風車のような推進力を生み出します。また、すべて違う羽の形は多様性の尊重を、花のようにも見える柔らかい曲線の流れは、寄り添い支え、人々を笑顔にしたいという、当協会の希望を表現しています。

4つのサクセスストーリー

カスタマーサクセス

カスタマーサクセス

当協会から積極的にみなさまにアプローチし、みなさまのゴールを理解したうえで1人ひとりに成功体験を提供します。私たちが継続的にみなさまに寄り添い続けることで、新たな価値観が生み出されます。そしてみなさまからいただいた評価は、提供するコンテンツのデファクトスタンダード化につなげ、みなさまに長く愛され続けるような好循環サイクルをめざしていきます。

ステークホルダーサクセス

ソーシャルサクセス

私たちは、関わりを持つ人のすべてを大切にする姿勢を忘れません。人をみつめ、人のために行動することを惜しみません。職員1人ひとりが高いパフォーマンスを発揮するために必要な職場環境は、協会運営の最優先事項として整えてまいります。職員のエンゲージメントを高め、主体的な行動を促すことによって人々の幸福と社会の発展に貢献することをめざします。

ソーシャルサクセス

ステークホルダーサクセス

さまざまな場面においてより多くの人々とつながることで、コミュニティの輪を広げていきます。そのなかでは情報資源の共有と保護を徹底し、信頼性の高い普及活動を行います。人と人とのつながりを大切にしながら、大きなネットワークの構築をめざし、新たに得られた知見を社会へ還元します。

グローバルサクセス

グローバルサクセス

過去・現在・未来、自己・他者、……。時間的、文化的、ほかにもさまざまな側面での違いはあります。しかしその違いを生かすことで、お互いに持続可能な成功を導くアイデアが生まれると私たちは考えます。業種の枠組みを越え、国境を越え、すべてのみなさまと協業する可能性を見出し、多角的に交流することで相乗効果を生み出します。

シンボルマーク「π」

当協会のシンボルマークは、円周率を表す数学記号「π」をモチーフに制作しました。コンセプトカラーは、下記の4色で表しています。

シンボルマーク
緑色
「数学で世界中の人々に平和と安全を」という想い
青色
「アカデミックでロジカルな数学のイメージ」
シンボルマーク
橙色
「数学の楽しさで世界を明るく元気にしたい」という想い
紫色
「数学の持つ神秘性」

「π」は、もっとも重要な数学定数といわれており、コンピュータの発達や宇宙開発など人類が今日に至るまで必要不可欠な数値です。また、無限に続く超越数という神秘的な数値でもあり、数学のロマンを感じさせます。

「『実用数学技能検定』を通じて、世界中の人々の生涯にわたる、数学への興味喚起と数学力の向上に貢献し、これからの未来に向けて人類の発展に寄与したい」、当協会は、そんな想いを無限の可能性を秘めた「π」に託し、シンボルマークとして表現しました。

この4色で塗り分けられた「π」は、同じ色がとなりあわないように塗り分ける数学の難問「四色問題」も意識しており、どんなに難しい問題もあきらめずに果敢にチャレンジしていく当協会のスピリッツを表現しています。