学習数学研究紀要 創刊号(第2巻)

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- 文部科学省認定「高校生のための学びの基礎診断」測定ツール
平成 30 年(2018 年)6 月 27 日付で以下の4つのツールを「高校生のための学びの基礎 診断」の測定ツールとして文部科学省に認定を申請し、平成 30 年(2018 年)12 月 26 日 付で認定された。認定の有効期間は 2022 年 3 月 31 日までである。平成 31 年(2019 年)4 月以降、各学校での利活用が始まる。 実用数学技能検定準2級及び3級(4級、5級も含めて)の実施団体に対して、授業改 善に役立てられるよう、指導者向けに団体別成績票を提供することとした。 数検スコア診断はJJSプラスと新規に共同開発したCBT方式の測定ツールである。 診断用の問題は選択式、短答式のほかに記述式も出題している。診断結果は、個人向け、 指導者向けともにWEB上で提供する。 測定ツールの名称 タイプ おもな特長 数学Ⅰ・数学Aおよび中学校第3学年の数学の学力の 実用数学技能検定 準2級 定着度合いを測定するツールである。1次:計算技能 標準タイプ 検定と2次:数理技能検定で構成されている。生徒に は個別成績票、指導者には団体別成績票を成績結果と して提供する。 数学Ⅰを確実に習得するために必要な義務教育段階 (中学校第1学年~第3学年)の数学の学力の定着度 実用数学技能検定 3級 基本タイプ 合いを測定するツールである。1次:計算技能検定と 2次:数理技能検定で構成している。生徒には個別成 績票、指導者には団体別成績票を成績結果として提供 する。 WEB 分析と項目別診断からなる CBT 方式の測定ツール 数検スコア基礎診断 数Ⅰ・数A (項目別診断) 標準タイプ である。WEB 分析は、日々の学習の予習復習に活用で きる。項目別診断は、授業の進捗状況に合わせて項目 を選択でき、学期末にまとめの診断として活用でき る。生徒には診断結果(個人評価) 、指導者には診断 結果(全体評価)を WEB 上で提供する。 CBT 方式の測定ツールである。数学Ⅰ及び数学Aの修 了時に、義務教育段階の数学を含めて定着度合いを診 数検スコア総合診断 数Ⅰ・数A 標準タイプ 断する。二次関数、三角比などの学習項目ごとに定着 度合いを測定し分析する。生徒には診断結果(個人評 価) 、指導者には診断結果(全体評価)を WEB 上で提 供する。
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