学習数学研究紀要 創刊号(第2巻)

- ページ: 29
- 問題(鶴亀算) 鶴と亀、 合わせて12匹、足は全部で30本です。このとき鶴と亀はそれぞれ何匹です か。 解法1(和算による) 12匹すべて亀であったとすると足は48本。 48-30=18 18本足りないのは鶴の足が2本であるから 18÷2=9 答え 亀3匹、鶴9匹 解法2(図解による解法) はじめに12個の○を書く(亀・鶴を○で示す) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
すべては2本の足を持つので、点を2個つける、(点は2×12=24個) ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・・ ・・ ・・ ・・ ○ ○ ○
残っている点が30-24=6(6点を付ける) ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・・ ・・ ・・ 4本の足を持つ亀は3匹、残りは鶴で9匹。 解法3(代数を用いる) 鶴を x 匹、亀を y 匹とする x+y=12 2x+4y=30 この連立方程式を解く x=9、y=3 解法4(公式を作る)・・・この公式を見たことはない、何故? 鶴と亀合わせてa匹、足の本数をb本とする 公式(a、bの範囲も明示 x=(4a-b)/2・・・鶴 y=(b-2a)/2・・・亀 ・・ ・・ ・・ ・・ ○ ○ ○
- 26 -
- ▲TOP