合格体験記

1級

数学ロスをバネに、
グランプリ金賞を獲得

田村 修二さん(大阪府・一般)

高校卒業後、最初に進学した大学では生物学を専攻していました。大学受験が終わって、数学の問題を解く機会がなくなり、もやもやとした喪失感が自分のなかで感じられるようになりました。これを「数学ロス」とでも言うのでしょうか。

「もう一度、数学がしたい…。」

一念発起した私は、大学を辞め、数理科学科のある大学に移りました、そこで出会った研究室の先生や学友から大きな影響を受け、大学院まで数学の研究を続けました。

大学院卒業後は一般企業に就職し、しばらく数学と関係のない営業の仕事をしていました。

「やはり、また数理の世界に触れたい。」

10か月で会社を辞め、数学教師に転職した私は、勤務校ではそれまで実施されていなかった数学検定を取り入れ、受検してくれる生徒を募りました。勤務校は女子高校であることもあり、理系科目が苦手な生徒も多かったですが、意外にも200人近くもの志願者が集まりました。さらに、そのなかでとくに数学に興味がある生徒を集め、「数学研究部」を創部し、数学甲子園にも出場することができました。生徒たちの数学に対する情熱を一緒に感じることができ、貴重な経験をさせていただきました。

「生徒と数学に挑戦する喜びをもっと感じたい。」

数学教師として教鞭をとりながら生徒に数学検定を勧めるかたわら、自分自身も数検1級の勉強を始めました。大学院を卒業してから10年以上たっており、ブランクもありましたが、何回かの受検を経て1級に合格することができました。

そして驚いたことに、後日通知が来て、2017年度の「第26回 実用数学技能検定グランプリ」金賞(個人賞)をいただくことができました。

数学から離れるごとに感じた「数学ロス」。それをモチベーションに、数学に挑戦してきました。1級を取得してからも、ビジネス数学検定や数学コーチャー、数学インストラクターなど、まだまだ挑戦する場を与えてくれる日本数学検定協会。生きがいになりそうです。

合格体験記 一覧に戻る