団体活用事例

コミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育

三鷹中央学園 コミュニティ・スクール委員会(東京都)コミュニティ・スクール

7つの全公立中学校区で小中一貫教育の体制が整備された三鷹市では、それぞれ学園として小中合同行事や交流活動等が盛んに行われ、特色ある教育が実践されています。市の教育委員会によって策定された「三鷹市教育ビジョン2022」では、小中一貫教育の推進に併せて、地域とともに協働する教育の必要性も掲げられ、「コミュニティ・スクールの充実」が最重要課題の1つとして位置づけられています。コミュニティ・スクール委員会(CS委員会)は、学園ごとに設置され、委員会のメンバーは、学園内の小中学校の運営協議会の委員を兼任しています。学校ごとの現状と課題を正しく共有し、小中学校間の密接な連携を図ることがねらいです。

CS委員会主導による各種検定の実施

三鷹中央学園(※)は、2009年度から小中一貫教育校としてスタート。開園後、CS委員会が設置され、「パワーアップアクションプラン」が策定され、学校・子ども・家庭・地域がそれぞれ取り組むべき内容や役割が具現化されています。CS委員会ではこれに準じて、保護者や地域住民が学校運営や教育支援に円滑に参画できるよう、さまざまな活動を推進しています。その1つとして、CS委員会主導で算数・数学検定、英語検定、漢字検定の団体受検に取り組んでいることがあげられます。算数・数学検定は年1回、第七小学校を会場として行われており、受検対象を小学生だけでなく中学生にも拡げて合同実施を行っているため、例年多くの児童・生徒が受検を志願し、2015年は96人が算数・数学検定にチャレンジしました。

学習支援の推進

学習ボランティアの方による、算数授業内での学習支援や放課後の学習指導も活発で、児童がとくに苦手意識を抱きやすい「九九」や「割合と百分率」等の授業の際には、毎時間学習支援として参加し、教職員と連携しながら、きめ細かなサポートを行っています。さらに、放課後学習の指導では、1対1で向き合った個別指導を行い、1人ひとりの学習状況を確認しながら、基礎・基本の定着や学習意欲の向上に尽力しています。こうした取り組みにより、算数・数学検定の合格率は平均して90%を超え、学校・地域・保護者が一体となって教育支援に参画し、協働してきたことによる成果が出ています。

  • ※三鷹市立第四中学校、第三小学校、第七小学校から構成される連携型の小中一貫教育校で、「15歳の姿に責任をもつ学園」をモットーにしている。