団体活用事例

公費で全校受検!算数検定をつうじて「算数の楽しさ」を伝えたい

荒川区立第一日暮里小学校(東京都)小学校
お話:羽中田彩記子校長

自分の実力を自己評価して目標をもってもらうために

算数は、学年が進むにつれて個人の学力差が大きくなる教科です。それでも低学年のうちからその学年で学ぶべきことをしっかり習得していれば、高学年になっても大きな問題は起こりません。本校では算数の学習内容をしっかりと積み重ねていくために、まず子どもたちが自分の実力を自己評価し目標をもってほしいと思い、算数検定の導入を決めました。また荒川区では、区内全小中学校に校長の裁量で活用できる予算がありますので、公費による算数検定の全校児童受検が実現しました。

合格に向けた取り組み

本校では、学年によって受検階級を決定するのではなく、学年を問わず自分の実力にあった階級を受検できるように児童と保護者が相談して受検する級を決めます。受検の準備としては、朝学習と放課後学習において、自分が受検する級の過去問題に取り組んで自己評価できるようにしています。とくに放課後学習では、基礎基本の習得を確実にするための補修指導をすることもあります。その他にも本校の算数科の指導では、少人数の習熟度コース別の指導なども進めています。こうした準備をとおして、子どもたちは筋道をたてて考えることや自分の考えをわかりやすく説明することの大切さを学ぶことができます。そして、算数検定という目標があることで、今まで受身だった算数学習にも積極的に取り組むようになったようです。

「算数の楽しさ」を伝えたい

算数検定の問題には、まだ学校で習っていない学習内容も含まれていますが、今までに学んだ事柄を使えば解ける問題が多くあります。指導する立場としては、そうした問題にもチャレンジする精神を育んでいきたいと思いますし、算数は教えてもらうものではなく自分で創っていくものだという気持ちをもって学びを進めてもらいたいと考えています。

算数検定をとおして、全国レベルで自分の実力を把握する。できないところは努力して補い、さらにできることを増やすチャレンジを積み重ねていく。そして興味と関心をもって算数に取り組むきっかけを作ってあげることが「算数の楽しさ」を伝えることにつながると思います。