団体活用事例

検定を通じて児童の学習意欲向上をめざす

荒川区立第五峡田小学校(東京都)小学校

荒川区立第五峡田小学校(石塚浩之校長、児童数401人)は、東西に長いひし形をした荒川区の中央北部、下町情緒の残る地域にあります。学校教育目標(めざす子どもの姿)は、「生き生きとしなやかに自ら学び共に学ぶ五峡の子 かしこい子 やさしい子 たくましい子」。全教職員の連携のもと、「美しい学校」づくりを通し児童の健やかな健全育成に日々、切磋琢磨している。
そして、学力向上マニフェストの1つとして「検定を通した学習意欲とめあて意識の向上(各種検定の奨励、検定事前学習への環境整備)」を掲げています。
そこで今回は、同校で算数検定の実施に取り組んでいる鈴木貴大教諭と松本あゆみ教諭にお話を伺いました。

「算数検定に取り組みはじめたのは平成16年からです。学力向上の一貫として漢字検定と児童数検(現算数検定)を小学校3年生から希望者を集ってはじめました」と、松本あゆみ教諭は語ります。
当時は年1回の実施だったが徐々に検定の人気が上がっていき、その2年後の平成18年から年3回、対象を全校児童に拡張し、現在もその流れで実施しています。
平成23年度からは、全体の合格率を上げることを目的に、希望する児童に対し、検定1週間前から検定対策の放課後学習会を行っています。使用している教材は、実際の過去問題や市販の問題集で、この学習会には児童の保護者も学習の指導者として協力しています。「ここ数年は検定に対する保護者の意識が高いですね。とくに低学年の児童からの申し込みが増えていますよ」と鈴木教諭。
検定後は合格した児童に対して、朝礼などの児童が集まる会で表彰していて、表彰された児童はとても喜んでいるようです。
「自分の学力が客観的に図れるところが子どもたちにとってとても良いみたいです。昨年の卒業生で数学検定3級(中学3年生程度)に合格した児童がいました。そういう子の影響で他の児童も検定に対してやる気になったり、年3回検定を実施しているので何回もチャンスがあると思って意欲がわいたりするようです。算数検定は人気があります」と松本教諭は語ります。

今後の取り組みについて鈴木教諭は、「今後も算数検定を実施していきます。ただ1つ課題なのが、検定ということで身構えてしまう児童もなかにはいるという点です。もっと算数の楽しさを私たち教師がアピールしていき、算数検定に挑戦する児童が増えることをめざします」と抱負を語ってくれました。