団体活用事例

地道な学習の積み重ねが、合格率9割の数学力を生む

株式会社 昴(鹿児島県)学習塾

楽しみながらチャレンジ

昴は40年以上もの歴史がある九州の老舗学習塾。福岡・熊本・宮崎・鹿児島で計77教室を展開する全国有数の規模を持ち、幼児から高校生まで、生徒数は12,000人(2010年度現在)に上ります。昴独自で九州最大規模の模試である「全九州模試」(中学生)・「全九州学力テスト」(小学生)を開催、講師に独自のプロテストを課すなど、教育内容の充実に邁進してきました。

各種検定も全校を挙げて奨励しており、実用数学技能検定(数学検定)は小学生・中学生を対象に11年の実績があります。西村道子代表は、数学検定を通して、勉強の楽しさを体感してほしいと語ります。
「勉強は楽しみながらするのが一番大事です。その点、子どもたちにとって、検定は級が上がっていくという喜びがあります。特に、数学検定は学年を超えて上の級に挑戦でき、学校の教科書に沿ったテストとは別の形で自分の力が試せる。数学への意欲を掻き立てる目標になります」

年間を通して検定にチャレンジしてほしいと、受検日は年3回設定しています。生徒は英検・漢検と合わせ、学期ごとに3検定のいずれか、あるいは複数にチャレンジすることができます。現在、学校や市町村単位での受検や期末試験との兼ね合いもあって希望者が対象だが、年間の受検者数は約2,000人にまで増加しました。

中学生で2級に合格!

高い受検率にも拘らず、特別な検定対策はしていないとのこと。英語・数学を重視する昴では、中学生の場合、授業の一環に毎週1時間の「英・数トレーニング」を組み込んでおり、隔週で行う計算問題や小問題の訓練がそのまま、数学検定への備えになっています。

「英語・数学は特に日頃の積み重ねが大事です。数学検定にも、ふだんの学習が反映されます」この言葉を実証するのが、全体で約9割という高い合格率です。優秀な生徒も多く、1学年上の級への飛び級は当たり前、中学生で2級(高校2年に相当)に合格する生徒も珍しくありません。

地道な学習で培われた数学力は全国規模の模試でも顕著で、昴塾生の成績は全国平均の上位にランク。数学検定との相乗効果もあり、全九州模試では、計算問題や小問題で確実に点数が取れるようになりました。こうした数学力は、地元鹿児島のトップ公立高校の過半数を占める合格実績にも反映されています。
「数学検定は計算問題だけでなく、文章問題などを幅広く取り入れているので、数学の基本をきちんと抑えるという点で優れていると感じます。公立高校の入試なら、十分に対応しています」

講師のモチベーションにも効果

合格率・受検率ともに優秀な昴は、実用数学技能検定グランプリの常連校。最近では、平成20年度に文部科学大臣賞、平成22年度に金賞と、団体受賞に輝きました。
今年2月の全校生徒を集めての授賞式では、公益財団法人日本数学検定協会の担当者から直に賞状を授与されたため、「子どもたちはみんな、緊張していたようです」と西村代表。同時に数学科の講師5人も生涯学習功労賞数学部門を受賞し、「その時は子どもたちも嬉しそうな様子でした」と目を細めます。

全国区での評価は、生徒だけでなく、講師にとっても励みになり、モチベーションアップにつながっています。講師の育成に力を入れている昴にとって、これも数学検定の大きなメリット。
生徒と講師双方の意欲につながる数学検定。昴では今後も数学検定を活用し、子どもたちへ学習の楽しさを伝えていきたいとのこと。
「子どもたちの学力低下が危惧されていますが、勉強の楽しさや大切さをきちんと教えて、世界に通用するリーダーを昴から輩出していきたいですね」

(塾ジャーナル2011年11月号掲載)

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