「数学甲子園2018」本選に出場する全36チームが決定! ~9月16日(日)に数学日本一を決める本選を東京で開催~

2018.08.21
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公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、「数学甲子園2018(第11回全国数学選手権大会)」(後援:文部科学省、協力:日本公認会計士協会、東京電機大学、株式会社JTB)の予選を、2018年7月29日(日)から8月3日(金)の6日間、東京都・愛知県・大阪府のほか全14都道府県で行い、その結果、予選を突破した36チーム(31校159人)が決定いたしました。

「数学甲子園2018」公式ホームページ

「数学甲子園2018」ロゴ
「数学甲子園2018」ロゴ

全国で開催した予選には278校610チーム2,425人が参加

「数学甲子園2018」予選の様子
「数学甲子園2018」予選の様子

全国各地で開催した「数学甲子園」の予選には、278校610チーム2,425人が参加しました(当初申し込み時から3校27チーム169人が辞退・失格した最終値)。予選の結果、各チームの平均点上位24チームと、全国12ブロックの各ブロック最上位12チームの合計36チームが、2018年9月16日(日)に東京で開催いたします本選への出場権を得ました。※失格とは、参加資格であるチーム最少人数に達していないチーム。また、台風12号の上陸にともない福岡予選を順延したため、当初の申し込みから学校数、チーム数、人数が変動しています。

北は北海道、南は沖縄まで。全国の「数学の猛者」が集まる!

今大会から、本選に進出する36チームのなかの地域ブロック選抜枠が、6チームから12チームへと増えました。このことから、全国各地から地域を代表するチームが集まり、一層白熱した戦いが繰り広げられることになりそうです。いまだ無冠の都道府県勢が初優勝に手を伸ばすのか、あるいは過去10回の大会のうち5回優勝している愛知県勢がさらに記録を伸ばすのか、注目が集まります。

本選出場常連校が9校、初出場7校がどこまで食らいつくか

「数学甲子園2017」本選競技中の様子
「数学甲子園2017」本選競技中の様子

今回初めて本選に出場するのは、7校。一方で、9校は出場回数5回以上の本選出場常連校です。最多の本選出場回数を誇るのは滝高等学校(愛知県)。今回で5年連続8回めの出場です。また、前大会の優勝校である灘高等学校(兵庫県)は今年も本選出場が決定しました。常連校が力強く優勝をもぎとるのか、初出場校が大会に新たな風を巻き起こすのか、目が離せません。

「数学甲子園」は全国の中学生・高校生・高専生が団体戦で数学力を競い合う大会で、今年2018年で11回めを迎えました。世界的にはSTEM(Science,Technology,Engineering and Mathematics)教育の推進が重要視され、国内でも次期教育課程で新科目「理数探究基礎」「理数探究」が高等学校に新設されるなど、理数教育の充実が指摘されるなか、中学・高校・高専生が一堂に会して数学力を競う本大会は必見です。

優勝チームには「文部科学大臣賞」を授与!「数学甲子園」とは

本大会は、全国の中学校・高等学校・中高一貫教育校・高等専門学校の数学日本一を、チーム(3~5人)対抗戦によって決めるものです。本大会の特長は、単に数学の問題を解くだけではなく、自分たちで問題を創作し、その問題についてプレゼンテーションを行うなどの競技を通じて、「数学力」「創作力」「問題解決力」「チームワーク力」「プレゼンテーション力」を育むことにあります。優勝チームには「文部科学大臣賞」が授与されます。

歴代優勝校

「数学甲子園2017」優勝 灘高等学校「バンジー改チーム」
「数学甲子園2017」優勝 灘高等学校「バンジー改チーム」

第1回(2008年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第2回(2009年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第3回(2010年)福井県立藤島高等学校(福井県)
第4回(2011年)明照学園樹徳中学校・高等学校 Aチーム(群馬県)
第5回(2012年)海陽学園海陽中等教育学校 Dチーム(愛知県)
第6回(2013年)東海高等学校 チーム今でしょ!(愛知県)
第7回(2014年)灘高等学校 おめがチーム(兵庫県)
第8回(2015年)神戸女学院高等学部 Primeチーム(兵庫県)
第9回(2016年)滝高等学校 去年は予選落ちチーム(愛知県)
第10回(2017年)灘高等学校「バンジー改チーム」(兵庫県)

「数学甲子園2018」開催要項

大会名称:数学甲子園2018(第11回全国数学選手権大会)
主催:公益財団法人 日本数学検定協会
後援:文部科学省
協力:日本公認会計士協会、東京電機大学、株式会社JTB
本選(事前)開催日:2018年8月30日(木)~9月1日(土)の3日間
本選(事前)会場:本選進出チームの学校内または現地施設
本選開催日:2018年9月16日(日)
本選会場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター ソラシティホール(東京都千代田区)
賞:
○優 勝(=文部科学大臣賞)/1チーム…賞状、優勝カップ、優勝旗(数鷲旗)、メダル、副賞
○準優勝/1チーム…賞状、記念トロフィー、メダル、副賞
○敢闘賞/1チーム…賞状、記念トロフィー、メダル、副賞
○入 賞/4チーム…賞状、副賞
○特別賞(日本公認会計士協会賞)/1チーム…賞状、副賞
○特別賞(林家久蔵賞)/1チーム…賞状、副賞

<チーム編成について>
○同一の中学校、高等学校、中高一貫教育校、高等専門学校(3年生まで)に在籍する生徒または学生で編成してください。学年混成や男女混成については問いません。
○1チームは3~5人で編成し、必ずチーム内でリーダーを1人選出してください。
○同一校から複数のチームが出場しても構いません。ただし、本選に出場できるチームは同一校から最大2チームです。その際、中高一貫教育校は、中学校と高等学校を分けて出場しても同一校とみなします。

競技の流れ

<予選>
競技内容:参加選手が個々に、問題20問を60分以内に解答します。
出題範囲:実用数学技能検定(数学検定)準2級・2級程度の日本語表記問題を20問。
選抜方法:チームの平均点に基づいて36チームを選抜します。
※くわしい選抜方法については、数学甲子園の公式ホームページをご覧ください。

<本選(事前)>
●本選競技①:Math Create
競技内容:チームの全員が集まれる場所(学校内など)と日時を決め、「課題テーマ」に沿った問題を創作し、【Math Live】で行うプレゼンテーション資料(「問題のねらい・創作問題」と「模範解答」各1枚)を90分以内に作成します。

<本選>
●本選競技②:Math Battle
競技内容:チーム全員で、問題18問を60分以内に解答します。
出題範囲:18問(日本語表記問題12問、英語表記問題6問)。
(1)実用数学技能検定(数学検定)準1~準2級程度の日本語表記問題を12問。
(2)実用数学技能検定(数学検定)準1~準2級程度の英語表記問題を6問。
選抜方法:【Math Create】と【Math Battle】の得点に基づいて6チームを選抜します。

●本選競技③:Math Live
競技内容:【Math Create】で創作した問題について、プレゼンテーションと質疑応答を行います。
敗者復活:【Math Live】において、質問の得票率が高かった1チームが【Math Live】に進出できます。
評価方法:【Math Create】と【Math Battle】と【Math Live】の合計得点がもっとも高いチームを優勝とします。

【添付資料】数学甲子園2018 本選出場校一覧

お問い合わせ先

【数学甲子園に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
TEL:03-5812-8341
E-mail:koshien@su-gaku.net

【本リリースに関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本数学検定協会
広報宣伝室
TEL:03-5812-8342
FAX:03-5812-8346
E-mail:kouhou@su-gaku.net
URL:https://www.su-gaku.net/