
昨今、社会ではデータサイエンスやDX(デジタルトランスフォーメーション)などのことばを見聞きする機会が急増しています。
大学においても、データサイエンスや情報などの言葉を含んだ学部や学科の新設が続いています。政府の「AI戦略2022」において、「数理・データサイエンス・AI」を理解し活用できる人材の育成が喫緊の課題となっており、2025年度までに文理を問わず、年間約50万人が「数理・データサイエンス・AI」に関するリテラシーレベルを修得するために、各大学では「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」の認定申請を精力的に進められています。
本セミナーでは、関係省庁・企業の有識者や、また就職コンサルタントをお招きして、社会に出て求められる人材像とそのために必要なリテラシーは何かを解説し、その学習方法をご紹介します。
※公益財団法人日本数学検定協会と株式会社ピープルドットは、政府の推進する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の趣旨に賛同し、「MDASH SUPPORTER」に登録されています。
PROGRAM プログラム
PROGRAM1

社会全体でデジタルトランスフォーメーションが進む未来の予測が困難な時代において、他者と協働する力、主体性をもって課題に立ち向かう力などを身につけることがこれからの時代を生き抜く子どもたちに求められています。そのような力を涵養するため、子どもたちの多様なニーズに応える豊かな学びを実現していくことが必要です。学校内外の多様な主体が協力して、子どもたちの豊かな学びを支えていく社会の形をお話しします。
PROGRAM2

昨今のデジタル化が加速する社会により企業の毎日の業務がどう変わったのか?
さまざまなクライアント企業のデジタル化・データ活用推進をご一緒させていただくコンサルタントの目線から、データ分析やデータサイエンスが現場でどのように行われているのか、企業におけるデータ活用の実態や社会人になる前に見つけておきたい大事な視点などを事例を交えながらご紹介いたします。
PROGRAM3

データサイエンスと聞くとプログラミングや数学を連想し苦手意識を感じる人も少なくありません。その苦手意識から食わず嫌いになっているとしたら残念なことです。一方、リスキリング(新しい知識やスキルを身につけること)を推進する企業担当者や学校でデータサイエンスを教える先生方にとっても学習者の数学の苦手意識をいかに克服するかは重要テーマではないでしょうか。この講演では、中学数学レベルからでもデータサイエンスを学ぶことができること、そして、いかに好奇心に火をつけるかについてお話しします。
PROGRAM4

大手グローバル企業を中心に「数理的思考力」の重要性がひじょうに高くなっています。企業各社の採用試験の内容を細かく分析し、筆記試験・書類選考・面接試験などで、近年、企業が学生に求めているスキルについて実例を交えて解説します。
PROGRAM5

データから価値を見出すデータサイエンス(DS)の登場で、“数学”の重要性が増しています。また、データサイエンティストまかせでは、組織・社会の課題解決は難しく、1人ひとりの興味・理解度を高めることが不可欠です。本講演では、DS時代に必須となる数学とその学び、体系化した資格“データサイエンス数学ストラテジスト”についてお話しします。
SCHEDULE スケジュール
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15:40
開催のご挨拶
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15:45~16:05(20分)
デジタル人材の育成に向けた取り組みについて
~大学等における数理・データサイエンス・AI教育の現状を踏まえて~
文部科学省 高等教育局 専門教育課 専門官 今川 新悟氏 -
16:05~16:25(20分)
中学数学から始めるデータサイエンス教育
~年間2000 人以上の社会人が学ぶデータサイエンス教育のポイント~
株式会社ピープルドット 代表取締役 堅田 洋資氏 -
16:25~16:45(20分)
就職活動からわかる企業が求めるスキル
岡山理科大学 教授(グローバルキャリア教育担当) 坂本直文氏 -
16:00~16:05
休憩
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16:45~17:00(15分)
これからの時代に求められる数学的リテラシー
公益財団法人日本数学検定協会 コンテンツプロデュース本部 マネジャー 近藤 恵介 -
17:00~17:15(15分)
社会で活躍する人材の育成に向けてICTでできること
株式会社すららネット マーケティング本部 執行役員 林 俊信氏 -
17:15
クロージング
SPEAKER 講師の紹介

今川 新悟氏
文部科学省 高等教育局 専門教育課 専門官
私立大学の職員として17年従事した後、2024年に文部科学省入省。
現在は、大学等高等教育における数理・データサイエンス・AI教育の普及・展開やデジタル・グリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けた基金業務を担当。博士(スポーツ健康科学)。

坂本 直文氏
岡山理科大学 教授(グローバルキャリア教育担当)
大学生の就職指導歴は20年をこえる。全国94の大学で就職講座の講師を務める。就職対策に関する著書の売上13年連続1位(大学生協書店)。学生のキャリア教育と、社会で活躍するために身につけるべき力の指導に定評がある。

堅田 洋資氏
株式会社ピープルドット 代表取締役
一橋大学卒業後、外資系メーカー、KPMG FAS等を経てデータサイエンスの修士号を取得するために渡米。修士号取得後、監査法人トーマツやスタートアップでデータサイエンティストとして活躍。2017年に「1企業1データサイエンスチーム」をめざしデータミックス(現ピープルドット)を創業。年間2000人以上のビジネスパーソンにデータサイエンス教育を提供しリスキリングと企業のデータドリブンな文化作りを支援。

林 俊信氏
株式会社すららネット マーケティング本部 執行役員
新卒で大手人材サービス企業へ就職。求人広告・人材紹介の営業やマネジャーを務めた後、「社会で活躍する人材の育成には、教育が重要」と考え、すららネットに入社。入社後は学校向けの営業、マネジャーを歴任後、2021 年から現職に着任。日本デジタル教科書学会発表(2020~2024年)、 日本知能情報ファジィ学会「知能と情報」寄稿、大原簿記公務員専門学校 愛媛校 学校関係者評価委員および教育課程編成委員。

近藤 恵介
公益財団法人 日本数学検定協会 ビジネス数学コンテンツ部 マネジャー
公益財団法人日本数学検定協会 ビジネス数学コンテンツ部所属。東京工業大学大学院生命理工学研究科修了後、予備校講師などを経て現職。数学と社会の関わりについて研究し、「ビジネス数学」という新しいジャンルを開拓。「ビジネス数学」に関する講座や検定試験などの企画・運営を手がける。
SUMARY セミナーの概要
- 講演名
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数学的リテラシーの向上で社会で活躍する人材を育てる~学びの社会実装~
- 開催日時
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2025年6月24日(火) 15:45~17:15
- 申込期間
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2025年6月2日(月)~6月19日(木)
- 対象
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高等学校、専門学校、大学の教育機関関係者
企業の人材育成・研修ご担当者 - 参加費
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無料
※通信回線などインターネットに接続するための費用はご負担願います。 - 講師
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今川 新悟氏(文部科学省 高等教育局 専門教育課 専門官)
坂本 直文氏(キャリアデザイン研究所代表)
堅田 洋資(株式会社ピープルドット 代表取締役)
林 俊信氏(株式会社すららネット マーケティング本部 執行役員)
近藤 恵介(公益財団法人 日本数学検定協会 ビジネス数学コンテンツ部 マネジャー) - 受講場所
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オンライン(Zoomミーティング)
- 定員
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先着500人(定員になり次第、締め切ります)
- 留意事項
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・快適にご視聴いただくために、ネットワーク環境が安定した場所からご参加ください。 回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。
・通信料のご負担は各自でお願いいたします。
・セミナー受講中は、原則マイクをミュート設定のうえ、ビデオの設定をオフにしてご視聴ください。
・災害その他やむを得ない理由により、開催を中止する場合があります。
・当日の状況により、本セミナーを一時中断し再接続して再開する場合や、プログラムやタイムテーブルを告知なく変更する場合があります。また再開が難しいと判断した場合は、急遽開催を中止する場合があります。 - 禁止事項
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・本セミナーについて、録画・録音・撮影・資料の複製等を禁止いたします。
・講演資料、講演内容について、無断で複製、配信、二次利用、ブログや SNS への投稿などを禁止いたします。
・上記の禁止事項が判明した場合は、今後の同様のセミナーへの参加をお断りし、法的措置を講ずる場合がございますので、ご注意ください。 - 主催
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株式会社すららネット
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」という理念のもと、小中高生向け5教科アダプティブ教材の開発・提供をしています。「誰でもゼロからわかる」レクチャーとAIドリルで学習内容の定着と自律学習を実現する「すらら」を通じ、社会で活躍する子どもたちの育成に寄与します。 - 協力
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文部科学省、キャリアデザイン研究所、株式会社ピープルドット、公益財団法人日本数学検定協会
お問い合わせ先

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