海外での活動

カンボジアでの活動

2010年9月30日(木)、カンボジアの首都プノンペンで実用数学技能検定を実施しました。カンボジアで実用数学技能検定を行うのは、これで2回めとなります。

カンボジアと当協会の関係は、2008年の「ECME11」(第11回数学教育世界会議メキシコ大会)で、チャン・ロース(Chan Roath)氏(カンボジア数学会会長:Director of Department Scientific Research、カンボジア教育省・科学部長:President of Cambodian Mathematical Society)との出会いから始まりました。

ロース氏が実用数学技能検定の日本国外での実施に興味を持ってことをきっかけに、当協会の職員がカンボジアへ訪問して話し合いを進め、2009年9月に初めてカンボジアで実用数学技能検定を実施しました。

検定前日の29日に、検定会場のカエムラ(Khemarak)大学で、ロース氏と当協会の職員が受検者に対して事前説明会を行いました。受検申込者は小学生から大学生まで計201人(1級から8級)を数え、説明会にはその半分ほどが集まりました。

説明内容は、検定の構成(1次検定と2次検定)、検定時間や持ち物に関しての再確認と解答の過程を書く問題についての注意点で、採点者に解法が理解できるように書くことを伝えました。説明は英語と現地語のクメール語で行い、参加者は熱心に耳をかたむけていたました。会場には昨年の受検者の姿も見受けられました。

その後、ロース氏と検定監督官を努めるカンボジア数学会の関係者(教員や大学院生)を集め、遅刻者、欠席者、途中退室者がいたときの対応について説明しました

30日(木)の午後2時に受検者が検定会場に集まり、2時15分に会場内のベルの合図で1次検定が始まりました。1次検定開始後、カンボジアのテレビ局による大学への取材が入り、その一部として検定の様子が撮影されました。当協会の職員がカンボジアでの検定実施までの経緯に関するインタビューを受けました。

検定会場では、途中退出する受検者が少なく、制限時間まで問題に取り組んでいました。検定監督官の適切な運営のもと、5時30分に無事すべての階級の検定が終了し、最終的に184人が受検しました。この日、カエムラ大学の総長のソク・トク(Sok Touch)氏(政治学専門)とお話しする機会があり、カンボジアでは数学力の向上が必要不可欠だと熱く語っておられたのが印象的でした。

10月1日(金)にロース氏、検定監督官と当協会の職員で今回の検定と今後の計画に関して話し合いをしました。ロース氏は、次回はもっと受検者を増やしたいと意気込んでおられ、今後もカンボジアの数学力向上に向けて協力していくことを約束しました。

2011年9月30日(金)、カンボジアの首都プノンペンのカエムラ(Khemarak)大学で実用数学技能検定が実施されました。カンボジアで「実用数学技能検定」を行うのは今年で3回めです。受検申し込み者は小学生から大学生まで計159人で、(1級から8級)そのうち149人が受検しました。

カンボジアでの「実用数学技能検定」の実施は始まって間もないですが、今後も情報交換を密にしカンボジア、そしてアジアの数学力向上に向けて協力していきます。